《実録》ふたたび・日本からタイへ自転車を持って来た
รับกระเป่าเกินขนาด 大型手荷物受け取り
手荷物受け取り場のことを英語でBaggage Claimと言う。
このClaim(クレーム)は日本で広く使われている「苦情」の意味はなく「(当然のこととして)要求する」「請求する」「返還を要求する」「主張する」という意味。
つまり、「この荷物はオレのだ〜!だから持って帰るぜ〜!」という権利要求をする場所という意味。
日本語(手荷物受け取り)もタイ語(รับกระเป่า)もそういった権利主張とは程遠い、単なる「受け取り」と表記されている。
ちなみに日本語の「苦情(を言う)」は英語でComplaint、タイ語でบ่นまたはร้องเรียน
さて、自転車(ロードバイク)を日本の自宅からタイのアパートへ運ぶ実践編。
自転車を入れる梱包箱=輪行箱製作の記事はここ↓を参照
ふたたび・プラダンで輪行箱220サイズ自作♪これでバンコクに帰りましょう♪
前回と今回との違いは、
1、自宅→成田への輸送方法
前回:JAL ABCで宅配
今回:電車で自力移動
2、フライト
前回:エアアジア直行便
今回:フィリピン航空乗継便
3、到着空港
前回:ドンムアン
今回:スワンナプーム
前回の記事はここを参照↓
《実録》日本からタイへ自転車を持って来た、ハラハラ・ドキドキ・ときには怒りモード、さて結果は?
今回も成田前泊。
空港⇔ホテルのバス送迎はあるが、ほぼ間違いなく自転車の積み込みは断られると思ったので以下の方法を実行した。
1、自宅→成田空港第二ビル駅へ自力移動
2、空港出発ロビーの荷物一時預かり所に一泊預ける
3、翌朝、出発前に受け取り
■自宅→小田急線の駅
2月5日 14:00頃
家から最寄りの駅まで徒歩10分。
輪行箱30cm幅は大正解♪全くグラつかない。
ダイソーのキャスター、意外にいい転がりでスムースに進む。
が、問題点も
1、キャスター音が異様に大きい。
ガリガリガリ!ガガガガッ!と、とにかくうるさい。特に路面の荒い場所では顕著。
エンジンをかけたジェット機の横に立っているみたい。
深夜早朝にやったら警察に通報されるレベルだった(笑)
道行く人々の大注目を集めながら駅へ
2、まっすぐ進まない
片手で押していると箱がくるくる回ってしまう。
キャスターの方向性があるのか?重心バランスが悪いのか?路面の起伏に引きづられているのか?
結構しっかり箱を押していないと突然くるっと回ってしまい、箱が車道にかなりはみ出るので慎重に押しながら駅まで。
駅到着。
駅員に注視されながらも改札を抜ける

ここで一息
■小田急線の駅→JR新宿駅
想定した通り、14:00台の電車はかなり空いている。
こうして座席のない空間(車椅子用?)にすっぽりはまる。

新宿駅西口の喫煙所で一服中

こうして放置しておいても全然大丈夫。
おっ、ロードバイクだ〜いただき〜
なんて輩が現れても、移動した途端にガリガリガリ〜という爆音ですぐに気がつくよ(笑)
それよりも「仕掛爆弾」かと警戒されるかもね?
新宿駅のエレベータ待ち。

やはり、エレベータがないと上下移動は厳しく、各駅舎ではエレベーターを探してウロウロ。
何度も来たことがある駅でもエレベーターの場所までは知らないからね〜
さて山手線に乗りますか〜

■JR新宿駅→日暮里駅→成田空港第二ビル駅
山手線はさすがに混んでたね〜

大注目の中、運転席の後ろをどうにか確保
池袋から先はガラガラ
最近京成を利用していなかったので、日暮里駅での降車位置を間違えてエレベーター近くに降りられず。
かなり歩く。
特に駅構内は黄色の点字ブロックが多く、これに車輪を取られて移動が大変。
階段近くはホームが異様に狭く、くるくる向きが変わることもあって、うっかりするとホームへ転落・・・なんてことになりそうで慎重に移動。
京成特急待ち

最後尾のドア付近で待っていたが、子供以外は近づいて来なかった(笑)
京成もやっぱりこの時間はガラガラで、小田急同様シートのない箇所を確保できた。これで安心。

手すりにくくりつけるバンドは必須です。
■成田空港第二ビル
普段よりちょっと時間は掛かったけど、ここまでくれば安心だね。
出発階までエレベーターで上がるが、さすが空港のエレベーターは広々していて良かった♪
Bカウンター前の荷物預け所、(一財)成田国際空港振興協会 手荷物一時預り所(営業時間6:30~22:00)に持っていく。

大型手荷物一泊二日で1640円だったかな?
自宅から空港まで宅配で送ると5000円近くかかるからかなり節約できたね♪
まあ、安く上がったけど気の小さい方にはお勧めできませんな〜
子供の頃から「他人に迷惑をかけない」ことを教え込まれてる我々日本人。
特に他人に対しては厳しいからね〜(笑)
そんな日本人の視線がかなり鋭いので、オレのように図太い神経の持ち主じゃないといたたまれないかもね(笑)
最低限、空く時間帯の選択だけは必須です。
参考:JR手荷物規定(首都圏の私鉄もこれに準拠している)
1、旅客は、第309条に規定(危険物ほか)する以外の携帯できる物品であって、列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り、3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車内に2個まで持ち込むことができる。ただし、長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。
2、旅客は、前項に規定する制限内であっても、自転車及びサーフボードについては、次の各号の1に該当する場合に限り、無料で車内に持ち込むことができる。
(1)自転車にあっては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であって、折りたたんで専用の袋に収納したもの(←追記:袋じゃなくても箱であればもちろんokです)。
■成田空港チェックイン
翌朝6日、荷物を受け取りフィリピン航空のチェックインカウンターへ。
車輪を付けたままだったので、外した方がいいか?聞いてみたらそのままでok
職員曰く「寝かせてもいいですか?」
オレ「いいけど、その上にあまり荷物を積み上げられるとちょっと・・・」
職員「寝かせたらどんどん積まれますよ、じゃあこれ貼っときます」

まあ気休めだね・・・
特にマニラでの載せ替えの時が問題かな?
心配してもしょうがない・・・達者でな〜と送り出す。
■スワンナプーム空港で受け取り
そろそろ人民祭りが始まるこの季節。
ドンムアンはそんな人民達でごった返しているはずだが、ここスワンナプームはファラン率が高くそれほど混んでいなくて楽チン♪
荷物が流れるベルト前で待っていたが、一向に自転車が流れてこない。
前回ドンムアンでは普通にベルトの上で回っていたので今回もそうかと・・・
もしかしたら個別に運んでくれる?
待てど暮らせど出てこない。
ついに、そして誰もいなくなった・・・
参ったな〜どこに聞きに行けばいいの???
周辺に置いてないか?とレーンの周りを歩きながら不安に駆られる。
その時、荷物係?の職員が来たので聞いてみると「あそこに行ってクレームしろ」とエアラインのカウンターを指差す。
オレ「あそこですか?ちなみに荷物は超デカいんですが。。。自転車なんです・・・」
職員「自転車?ならXXXへ行け。15番の右奥だ」
xxxは聞き取れなかったが、なんとなく大型荷物は別の場所で受け取るようなことを言っていたんで早速行ってみると、

Oversize Baggage Claim(オーバーサイズ荷物受け取り)と書かれた表示があり、その先には
黄色の矢印のあたりに見覚えのあるグレーの巨大箱が。

あった〜♪よくぞご無事で♪
こうして無事再会を果たしました。

このあとタクシーでアパートへ
普通にタクシーに乗せられて、しかも激安なタイのタクシー最高♪
自転車に損傷はなく無事でした。
通関や荷物の中身の話は別記事で。
←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆
なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪
↓↓

にほんブログ村
| 飛行機で自転車を海外へ運ぶ | 00:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑