2019年版「世界三大麺」と「世界三大焼きそば」
ซีอิ๊ว シーイウ=醤油
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
次回の記事を書く上で必要な情報として今回はこの記事をアップした。
熟読の上次回の記事を読んでほしい(笑)
まずは「世界三大麺」と「世界三大焼きそば」とは何か?というところから入る。
東南アジア・東アジア・中東・北アフリカ・ヨーロッパ・北米を旅してきたオレ。
各地で出会う料理が楽しみで旅していたといっても過言ではなく、ベトナム行ったらフォーを食べ、エジプトへはコシャリを食べるのを楽しみに、スペイン行ったらもちろんバルでしょ?といった感じ。
そんなオレが世界各国(少し大げさ)で食べてきた料理の中で麺類に特化したランキングが「世界三大麺」と「世界三大焼きそば」である。
特別に麺類好きというわけではなかったのだが、特に東南アジアでは麺類が旨いのだな。
ここにランキングされている料理は基本的に
1、その国(地域)で良く食べられている
2、基本的には「食堂」レベルでその国の庶民が普通に食べられるもので、高級且つ敷居の高い店の料理ではない
要するにDamascusが高級店で高級料理を食べたことが無いのがバレてしまうのだがそういうことだ(°皿°;)
全ていわゆるB級料理になっている。
長いお付き合いをしてきた読者の方々には既におなじみであるが、かなりというか100%独断と偏見で選んだランキング。
一度ここで整理しておく。
食べ物は個人の好みが大きく、中トロの握りやウナギのかば焼きが苦手という可哀想な方も世の中にはいるので。。。
あくまでもDamasucusの基準で選んだものなので、まあ斜め読みしてフーンと思っていただければ結構です。
***
いままで公表してきたランキングであるが、この度ランキングを変更して2019年版を発表したい。
《世界三大麺(汁あり》
2位:ミー・ワンタン/ワンタン麺(ベトナム)
3位:カオソーイ(ラオス)*注1
(次点)讃岐うどん(日本)
(次点)カオピアック(ラオス)
(次点)クワイジャップ・ユアン(タイ)
*注1:タイ北部のカレーラーメンではありません。
残念ながら、ラオスのカオピアックは三大麺ランキングから陥落し、代わりにベトナムのミー・ワンタン/ワンタン麺が堂々の2位に躍進。カオピアックはナムプー・コーヒーが無くなった(業種変更)のがイタい。。。
《世界三大焼きそば(汁なし》
2位:ホッケンミー/福建麺(マレーシア)
3位:ホッケンミー/福建麺(シンガポール)
(次点)五目焼きそば(日本)
(次点)パッㇳ・シーイウ(タイ)
1位のフォー・サオ・ボーは断トツの1位で不動。
汁物はベトナム系の圧勝だが、汁なし焼きそばは中華系が善戦している。
元はと言えば全部中華系かも?
次点のパッㇳ・シーイウ(タイ)はセンヤイがもちもちで旨いが、センミーでも旨い。甘ーいタイの醤油(シーイウ)がいい味出してる。
5年間タイに住んでいるが、残念ながらタイ料理で世界三大にランキングされている料理はなく、次点で2つあるだけ。
1位:フォー(ベトナム)
ベトナムに行けばどこでも激旨のフォーを食べられるというわけではなく、あっても地域によって味がかなり違う。
1位のフォーはあくまでも本場ハノイの素朴なフォー。

写真はダントツに旨いフォーティン
ベトナムが世界に誇る文化遺産レベルと思っている。

これは一般に有名なフォー・ザ・チュエンのフォー
これはこれで抜群に旨い。
ハノイには路上食堂もあって、そんな店のフォーでもそれなりに旨い(安いだけあって化学調味料臭が気にはなるが)
間違いなく断トツの1位
2位:ミー・ワンタン/ワンタン麺(ベトナム)
これは比較的最近発掘した料理なのだが、とにかくスープが蝦?蟹?系の芳しい香りで唸るおいしさ。
麺はいわゆる中華麺(小麦麺)で、九州ラーメンのような細麺・つるつる。

ハノイに頻繁に行くのはフォーとミー・ワンタンを食べに行くため。
近所の立ち食い蕎麦屋に昼飯を食べに行く感覚と思ってもらえば間違いない。
3位:カオソーイ(ラオス)
日本人はタイのカレーラーメンを思い浮かべるかもしれないが、全く別物(ルーツは同じミャンマーらしい)。

平麺にクリアなスープ、その上に肉みそ載っている。
基本的にはラオスの北部(ルアンパバーンが有名)でしか食べられないというが、ビエンチャンでも出している店は少なくない。
(次点)讃岐うどん(日本)
これは説明不要だろう。
オレの一押しは丸亀のつづみ
イリコや昆布だしのきいた汁に豪麺の組み合わせ。
関東で生まれ育ったオレには衝撃的な旨さだった。
丸亀に行きたくなってきたー
(次点)カオピアック(ラオス)
昨年まで三大麺の堂々2位だったが、これは通いなれたビエンチャンのナムプーコーヒーのカオピアック

この店が閉店(店主はそのままで食料雑貨店になってしまった。経緯はここ)後、いろいろと代わりを探したがコレだ!という店にはいまだに出会えていない。
ただ、もちもちの麺に鶏がらスープの組み合わせ万人に好かれる味だ。
(次点)クワイジャップ・ユアン(タイ)
ユワンとはタイ語でベトナムのこと。
つまりベトナム風クワイジャップ。

ウボンラチャタニが本場のようだが、他の地域ではカオピアックともいう。
スープの多くはクリアな鶏ベースが基本だが、麺はモチモチ系から比較的サラサラ系まで幅広くつかみどころのない料理。
タイで普通に食べられる旨い麺料理と言えばコレ
1位:フォー・サオ・ボー(ベトナム)
不動の1位、これに勝る焼きそば系は永遠に出てこないだろう。

牛肉のうま味(と言っても日本人には物足りないかもしれないが、普段牛肉を食べる機会の少ないタイ在住者にはこれぞ肉!と感じる)ぎっしりで、甘めのベトナム醤油を使った料理。
タイと違って一品のボリュームがかなりあるので一皿で満腹間違いなし。
2位:ホッケンミー/福建麺(マレーシア)
今年9月にこれが食べたくなってクアラルンプールに行った。

超どきつい色なので超濃厚味を想像しやすいが、エビをはじめとする魚介系の出汁が効いており、見た目よりは全然どくどくない。
日本のうどんのような麺(太さが)に魚介出汁味が絡まり旨い!
3位:ホッケンミー/福建麺(シンガポール)
2位と同じ名前だが、ホッケンミーにはマレーシアスタイルとシンガポールスタイルがある。
これはシンガポールスタイル。

一度だけバンコクのトンローで食べたことがあるが、2位と遜色のない旨さだった。
順位は単純に食べた回数が多いマレーシアスタイルを上位とした。
(次点)五目焼きそば(日本)
これは説明不要だね。

特に好きなのは新橋かいわいにある「蘭苑菜館」という店の五目焼きそば。
高級中華料理屋で出てくる2000円くらいする五目焼きそばも旨いけど、ここではあくまでも「ふらりと入れる場末の店」で食べられるものに限っている。
(次点)パッㇳ・シーイウ(タイ)
唯一のタイ料理。
甘ーいタイの醤油で味付けされた焼きそば。

フードコートに行くとこれか上述のクワイジャップ・ユワンをよく食べる(ガオラオが圧倒的に多いけど)
上の写真はセンヤイという太麺を使っていてこれが一般的だけど、センミー(極細麺)でも出来る。
まあ、日本でいうビーフン焼きそばと同じ。
***
どうでしたか?
このなかで食べたことのあるものは何品くらいありますか?
中には日本でも食べられるものもあるかもしれないけど、ほとんどは現地よりも高い値段でしかも味も劣る(日本風に変えている?)が多いようだ。
ここに挙げたものはこれを食べるためだけにその国に行く価値がある料理(Damascus基準)を厳選しました。
Damascusおすすめではあるけれど、万人に受け入れられるかは知りませんし保証はしません。
日本で生まれ育った普通の日本人には受け入れやすい味であるのは間違いないですがね。
えっ?この中に日本のラーメンが入っていないけど・・・って(°⊿°)?
美味しいとは思うけど、それほど「食べたい!」っていう欲求がわかないんだよね。
とは言え、最近はバンコクに行くたびに七星の七星ソバを食べていることが多いなー
あの超濃厚スープは癖になるけど、のどが異常に乾く。。。
それに比べれば上に書いた三大麺は比較的あっさり系が多く、食べやすい料理ばかりですよ♪
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| ■世界三大麺 | 09:48 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑