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海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(1)詐欺師のお仕事・
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(2)貴重品保管の原則貴重品4種類全部紛失してしまったらそれは大事。
もう何もできない。
警察に連絡する?大使館に連絡する?
連絡先はスマホの住所録、スマホがないから場所も分からない、電話番号が仮に分かってもスマホも無い小銭もないと電話すら掛けられない。
また、場所(首都と首都以外のド田舎)、曜日(平日と休日)、時間帯(ビジネスアワーと夜~早朝)、状況(ホテル予約済みとこれから探そうと思っている)によってはかなり違ってくる。
「英語もタイ語も意思の疎通が取れる人がバンコクで3日先までホテルを予約済みの平日の午前中に貴重品を紛失した場合」と、「英語もタイ語もほとんどダメな人が、メーホソン県ミャンマー国境の村で金曜日の20:00ごろちょうど今日泊まる宿を探している時に紛失した場合」だったらかなり違うと思うよ。精神的にも。。。
運もかなりある。
既に日が暮れて宿も決まっていない状況だと「今日は野宿か?」なんてことも考えなければならなくなり、見知らぬ国の見知らぬ街で一気に心細くなる・・・というか恐怖心が芽生えてくるんじゃないだろうか?
***
27-28年前、別に何かを紛失したわけではないが、初めての海外旅行のエジプト(どこの街だったか忘れた)で宿が取れなくて(ガイドブックに載っていたホテルはすべて満室、捜し歩いてもアラビア語の看板しかなくてどこがホテルかも判別できない)の大きな公園で野宿を覚悟したことがある。
あの時の心細さと言ったら・・・
幸い英語のできる地元民が声をかけてくれて、乗り合いバンに乗って知り合い?の宿まで連れて行ってもらった。
そこはアラビア語の看板しかなく自力では絶対探し出せないようなホテルだった。。。
パスポートも現金もクレカも持っていてあの心細さ(当時はスマホも携帯もなかった)。
これらを紛失してしまっていたらこんなもんじゃなかっただろう・・・
ちなみに翌朝街の中心部に戻るのが大変だった。。。
何しろ英語もほとんど通じないし、スマホもインターネットもない時代だったから「ここはどこ?」っていう状態だった55
***
話を戻そう。
だからこそ複数持ちと分散が必要。
ただ、どんなにきちんと管理しているつもりでも魔がさすというか運悪く紛失する場合もあるし、強盗に合うこともあるだろう。。。
尚、ここからの話は辺境の地で貴重品を紛失した場合の事例であって、大都市では結構スムースに処置できるかもしれません。(1)パスポートこれはね、もう一大事。。。
現金100万円持っていても、アメックスのブラックカード持っていても何の役にも立たない。。。
お金には変えられないものなのだ。
未経験なので
外務省のHPの記載事項を見ると・・・
超面倒。
そうならないようにしっかり管理してください。
いろんな方の体験談を読んでいると、パスポートのコピーはそれなりに有効のようなので持っていて損はないと思う。
(2)現金これはもう諦めるしかない・・・と思う。
置き忘れた場所を確実に特定できるんであれば、念のためその場所に戻るか連絡してみる価値はある。
タイでもタクシーに大金置き忘れて、運良く取り戻せた人もいるくらいだから。
ただし期待するのはやめよう。
クレジットカードでしのげるのであればそうする、不足するのであればクレジットカードでキャッシングしてしのぐしかないね。
ただし注意事項がある。
①クレジットカードが世界中で日本や欧米と同じように使えると思ったら大間違い。→12-13年前くらいのシリアでは、そもそも現地通貨をキャッシングできるATMがほとんどなかったと思う。
ATM自体ダマスカスで1回見ただけだった。
(ただし、両替商では使えたかも?)
→イランでは今でもクレジットカードは利用できないので、現金が不足した場合は周辺国へ出国する必要がある。
周辺国と言ってもイラクとかアフガニスタンなんでそもそも不可能か?
②クレカにキャッシングの余裕があるか?キャッシングができるクレカか?限度額は?をよく確認しておく。
日本で頻繁にキャッシングしている人は特に注意。限度額を超えているかも?
③銀行発行のデビットカード(VISA、MASTER付き)をクレカの予備として持って行ったほうが良い。理由は
「クレカとほぼ同様に使える」
「万が一現金が不足しても日本の銀行の預金の範囲で現地通貨が下ろせる」
「不足したらインターネットバンキングで他の口座から振り替えも可」
「最悪は家族にお願いして自分の口座にお金を振り込んでもらえる」上記の代わりに
プリペイドカード(VISA、MASTER付き)でも同様。
これも最悪は家族にお願いして自分の口座にお金を振り込んでもらえる。


クレカはキャッシングの限度額があるが、デビットカードやプリペイドカードは預金がある限り使える(1日の引き出し制限はあるが、それを超えて必要になることはないと思う)。
長期で旅する人は特に必携。
(3)クレジットカードまあ、これも諦めるしかないと思う。
もちろんカード会社に連絡して失効してもらうことを忘れずに。
(4)スマホまたは携帯電話スマホは人によっては貴重品ではない、これがなくても旅は続けられると言うかもしれないが、(1)パスポート(2)クレジットカードを紛失した際、警察署、大使館、クレジットカード会社に連絡を取る際の重要ツール。
とくにスマホに入っている連絡先は万が一の際の命綱。
現地の警察(ツーリストポリス)
大使館、領事館
なんかはホテルで聞けば教えてくれるだろうけど、
クレジットカード
の電話番号は自分で記録しておかないといけない。
PC持っていれば問題ないけど、無ければインターネットカフェ探しまくらないといけなくなる。
インターネットカフェがどこでも普通にあって、普通に使えると思ったら大間違い
①2007年当時のミャンマーはインターネットが事実上禁止されていた。
国内の政府系webサイトには接続可能だったが、国外のサイトへはつながらなかった。今はたぶん問題ないと思うけど。
②2009年モロッコ・ティネリールのネットカフェのPCの言語選択は「アラビア語とフランス語のみ」だった。
英語が選択できないPCを初めて見た(フランス語選択して普通にアルファベット入力で問題なく使えたが、最初は???だった)
ティネリール【4】キーボードの配列って・・・日本語入力ができなかったり、そもそも日本語表示が全くできない(日本語が全て□□□□で表示される)なんているケースは普通にあるし、そもそも日本語が普通に使えるPCなんて日本人がいっぱいいるところだけ。
【対策】スマホに入っている連絡先の紙のメモなので、行く国での「重要連絡先は紙のメモでも持っておくべき。」
・警察(ツーリストポリス)の電話番号
・大使館、領事館の電話番号+
緊急電話番号(時間外・休日用)・保有クレカの電話番号
・勤め人は会社の電話番号・メールアドレス
*(1)*(1)モロッコ→スペインの旅の際、新型インフルエンザ(豚フル)が流行し、旅行中会社が流行国スペインへの入国を禁止した。たまたまネットカフェでメールチェックしている際、上司から「スペインへ入るな!」という連絡が来たことがある。もちろんそんなもんは無視したけどね55
もっと緊急な連絡が入るかもしれないんで、メールじゃあまどろっこしくて直接電話する必要に迫られるかもしれないんで、連絡先は必要かも。
当時の話しはここ
フェズへもちろんevernoteのようなものに入れておいてもいいが、結局ネット経由でしか調べられないので
***
以上の事例は自分がやっていること、自分が体験したことだが、当時と比べ今はインターネット環境を含め格段に進歩しているんで、ここまでやらなくてもいいんじゃない?
と思うでしょう。
でも、最悪のこと想定外のことが起こる可能性はゼロではないし、以上のような対策に多大な労力や資金が必要なわけでもないのでオレはいつもやっているっていうだけ。
そして、何と言っても大切なことは
どんなことが起きようとも「冷静さを失わない」ことが大切。それが被害を受けてもそれを最小限に抑える肝心なこと。
パニックになった瞬間、一つの紛失が二つ目三つ目に拡大していくこともあるし、それがために命を失うことだってある。
嫌なことのための準備はささっと済ませて、ワクワクしながら旅の出発日を迎えましょう♪
次回は【付録:Damascusの事件簿総集編】です。
→
【付録①】Damascusが経験した紛失事件簿恥ずかしい事件、紛失事例が満載です♪

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