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出戻り♪サラリーマン流浪記(タイ現地採用編)

2014年12月、25年間勤めた会社を退職し4年間タイで”大人の夏休み”を満喫しました。2018年10月、日本の某企業に転職し2019年1月からタイの駐在員に、2019年11月から現地採用のサラリーマンに

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防犯クイズの正解

一つ前の記事に出した「防犯クイズ」

セレブな方には全くおすすめしないけど、周りは麺屋だらけ&スタッフ最高!のナニヌ・ミニ・ホテル@ビエンチャン(防犯クイズ付き)

IMG_8995-1224m.jpg
この写真の中で、ホテル滞在中、掃除で部屋を出る時に絶対してはいけないことが写っています。さて何でしょうか?
大問題が一つと中問題が一つあります。
(PCは持ち出してます)

では正解です。





























IMG_8995-1224-2m.jpg

IMG_8995-1224-1m.jpg

もうおわかりですね?
正解は「アンロックしたダイヤル式の鍵を放置しておく」でした。

この時は急に掃除に来たもんだから、とりあえず貴重品(PC、パスポート、財布、スマホ)だけを持ち出して部屋を出てしまった。バッグに鍵をかけていないのは気がついてはいたけど、中身は薄汚れた着替えとか洗面用具しかなかったんで。。。

こういう場合はせめてダイヤル式の鍵をロックしておかないと、解錠のダイヤルがバレバレになってしまうからね?
その時は大丈夫でも、後日部屋を空けた隙に・・・なんてことが起こらないとも限らない。

あえて言えば、PCやスマホ用ケーブルを出しておくと、高価な電子機器を確実に持っているってことも分かってしまうので、掃除中部屋を出る際はこれらもバッグにしまっておく方が無難ですね。
(この時は部屋を出る際にオレがPC、スマホを持ち出したんで、既にスタッフは認識しており、まぁいいか〜と放置した)

みなさん、気を付けてください。

今回は反省・・・

←左欄外に『Damascusが実際に泊まった○○の”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆


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【付録②】Damascusが経験した海外での詐欺・ぼったくり犯罪事件簿

ここまでの記事

海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(1)詐欺師のお仕事
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(2)貴重品保管の原則
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(3)それでも紛失する場合に備えて。
【付録①】Damascusが経験した海外での貴重品紛失事件簿

ここからは詐欺、窃盗、強盗、ぼったくり(ぼったくりは星の数ほどあったが、代表的なもの)を記載した。

2、被害に遭いそうになった事件簿

事件簿(1)
年:1989年
国:エジプト
都市:カイロ
事件の種類:高額商品売りつけ、ぼったくり


よくある話なのだが、カイロの街を歩いているといろんな人に声をかけられる。

もう30年近く前の話なので詳細は忘れたが、身なりの良い紳士が近寄ってきて「パフューム」という言葉を連発。
当時英語のperfumeが香水ということを知らず???状態になっていると、自分は大学教授だと名刺を出してきて盛んに店に誘う。

今ではこんなバカバカしい話には絶対乗らないが、当時は初めての海外の旅。

連れて行かれた店にはそれなりの客がいたが、奥の部屋に誘われてコーラを差し出される。
この瓶のコーラ、開けたばかりなのになんだか微妙に量が少なく??

これはもしかして睡眠薬入り?
と、やっとヤバさに気がつき店を無理やり出て難を逃れる。

後で知ったのだが、当時エジプトで売っている瓶入りジュースは開栓前でも量がかなり違うことに気がついたので、何かを仕込まれていたわけではなさそうだが、いずれにしてもそのままいたら多分高額な香水を買わされていたかもしれない。

注意:アラブ諸国では自分の意思で店に入っても、お茶やコーヒーで歓待してくれる傾向がある。
シリアやヨルダンでは何度も経験しており、お茶を飲んだからといって必ずしも強制的に買わせるというわけではなく、欲しくないならそう言って店主とおしゃべりしていれば良い。これがアラブ流の商売と思えば何てことはないのだが、事件簿(2)のようなケースもあるので注意



事件簿(2)
年:忘れた。。。
国:シリア
都市:アレッポ
事件の種類:高額商品売りつけ、ぼったくり


もうオレが生きているうちには再訪不可能な街、シリアのアレッポ。
ここには巨大なスークがあるのだが、もともと外人が少ない国なので外人はいい鴨。
歩いていると、売り子が「もうここは新宿歌舞伎町?池袋?の呼び込みか?」ってほど群がってくる。

あまりにうるさいし「買わなくてもいいから見ていけ」という言葉に根負けして某宝石店?へ。
店員は「何が欲しい?」とか「こんなのどうか?」と盛んに勧めてくるが全然興味なし。

オレが帰るというと「今日最初の客がお前だ。店にとって最初の客が何も買わずに店を出るのは不吉。何か買ってもらわないと困る」とまさに歌舞伎町のぼったくりバー状態。

うるさくてしょうがないし、店の入り口に屈強な男が立っているんで、適当に安そうなものを選んで値段を聞くと確か日本円で5000円くらい。
もうバカバカしくなって「500円なら買う。それ以上なら絶対買わない」というとしぶしぶ承知。
多分仕入れ値は50円くらいじゃないかな?

まあこれも旅の初心者だった頃の話。

基本的にアラブ人の商売は超強引で駆け引きで決まる。
ちょっとでも買う気を見せたらもう負けだと思った方がいい。

こういう経験がだんだんとオレを成長させてくれたのだと今では感謝している。
あの時のアレッポの若者は今政府軍?反政府軍?それともダイーシュ(ISIS)?
今どこで何をしているんだろう?生きてはいないだろうな〜

事件簿(3)
年:2006年
国:スリランカ
都市:コロンボ
事件の種類:不明


コロンボ中心部でインターネットカフェを探していた。
今ではPCを持ち歩いているし、ホテルでWiFiも当たり前だが当時は全くそんな状況ではなかったのでインターネットカフェは必須だった。

うろうろしていたら一人の男が近づいてきて話しかけてきた。
彼いわく「オレのこと覚えている?ほら、お前の泊まっている、えぇ〜っと何て言う名前のホテルだったけ?」

この頃は既に詐欺師慣れしていたんで、ちょっとからかってやろうと「YMCAだけど」

詐欺師「あぁ〜、そうそうオレYMCAのフロントで働いているんだよ。昨日お前を見たよ。今は制服着ていないんでわからないかもしれないけど覚えていない?」

オレ「知らない(何言ってんだ?このオヤジ?)」

詐欺師「何を探している?」

オレ「インターネットカフェ」

詐欺師「近くにあるよ。付いて来な」

と路地に入る。
ちょっと歩調を緩めて詐欺師と距離をとった時
オレ「ごめん、オレYMCAじゃなくて○○○ホテルに泊まっているんだよ55 じゃあ〜ね〜」
と言ってUターンした。

詐欺師を騙して高笑い。
なかなか痛快だったな〜♪

結局この詐欺師はオレをどこに連れて行って何をしようとしたのか分からないが、ふ〜んなかなか考えた技を使うな〜とちょっと感心したのは覚えている。
とは言っても考えた割にはすぐにバレる幼稚な詐欺だったな♪


事件簿(4)
年:2008年
国:タイ
都市:バンコク
事件の種類:偽札両替または窃盗

概要:「タイに来たばかり。タイのお札を見せて欲しい。」と近づいてきた男。分厚い札束を持っており、多分両替詐欺と思われる。

詳細は以下
バンコクの休日・・・偽札事件(たぶん)



事件簿(5)
年:2008年
国:エジプト
都市:ギザ
事件の種類:ぼったくりラクダ乗り

概要:ギザのピラミッド。正規の入り口に見せかけたトラップに誘い込み、高額料金でラクダに乗せる常套手段。

IMGP1110-1106.jpg
(イメージ)

この種のぼったくりは必ずしも犯罪ではないが、この事例はあまりにも強引だったんで無数あるぼったくり事件の一つとして載せた。

詳細は以下
【22】スフィンクスのうなじ・・・

事件簿(6)
年:2008年
国:タイ
都市:バンコク
事件の種類:抱き着き強盗


以前、アソークの駅下、今のターミナル21の前あたりは通称「カマボコ通り」と言われていた。
通行人(外人が主)がオカマにボコボコにされるから「カマボコ」
オレが出会ったオカマはそこよりもちょっと西側だったかな?もう詳しい場所は覚えていない。

深夜人気のない歩道を歩いていたら、いきなり「一見してオカマとわかる風貌の」オカマが抱き着いてきてポケットをまさぐり始めた。さすがオカマ、元男だけあってすごい力で締め上げられたが、こっちもむざむざ取られてたまるか~!とポケットに入れてきた腕を取ってひねりあげ、全身の力を使って突き飛ばした。

ぎゃあぎゃあ騒いでいたが、そのまま無視してアソーク交差点方面へ。

これで終わったのだが、このカマボコ通りの強盗は通常2人以上の複数でタッグを組んでいるらしく、屈強なファランでさえ餌食になっていたんでオレの場合はラッキーだったか?
一匹狼だったのかも?


事件簿(7)
年:2009年
国:モロッコ
都市:マラケシュ
事件の種類:後から高額請求

概要:革製品の作業場を見学させ、後から高額の見学料を要求される。

IMGP2119-1106.jpg
(見学したマラケシュの革なめし工場)

詳細は以下
マラケシュ【8】メディナ/旧市街散策 その2


事件簿(8)
年:2010年
国:タイ
都市:バンコク
事件の種類:不明(おそらく親しくなって何かをしようとしていたはず)

概要:①日本食レストランの場所を聞いて何かを企んでいた?②ソマリアから来たばかり。いろいろ教えて欲しいと誘ってきてアルカイダの自爆要員リクルート?

詳細は以下
アガシ・レストラン

事件簿(9)
年:2014年
国:イギリス
都市:ロンドン
事件の種類:ニセ警官、財布の現金抜き取りと思われる

概要:警察だ!身分証を見せろ、偽札捜査中なのでお前の持ってる現金見せろ!という詐欺の王道?

IMG_0889-1106.jpg
(ニセ警官出没現場近く)

詳細は以下
【26日間ぶっ続け!】8日目-②ロンドンで偽警官体験♪

***

街を歩いているといろんな人に声をかけられる。
だいたい、声をかけてくる人の半分以上は「表に出さない目的があって・・・」だと思って間違いない。

必ずしも「騙す」というわけではないが、基本「価格には定価がない」という諸外国では結果的に割高で(中には10〜100倍、またはそれ以上)買わされるケースが多いと思うので、親しげに近づく人にはまず警戒するということが大切かな?

もし、興味があって付いて行く場合も必ず「逃げ道を確保しておく」ことも同様に重要。
逃げ場がないようなところに誘われたらまず間違いなく悲惨な結果(金銭的・肉体的・精神的)になるね。

今回上で挙げた事例で明らかな犯罪は「バンコクの抱きつき強盗」と「ロンドンのニセ警官事件」くらいだが、その他もうかうか付いて行ったら何をされたかわからないかも?

みなさんも十分気をつけて旅を楽しんでください。

Good Luck !

【完】
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【付録①】Damascusが経験した海外での貴重品紛失事件簿

今まで書いてきた「海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた」シリーズの最終話です。
題名が長すぎたのでこの付録は前段を省略しました。。。

ここまでの記事

海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(1)詐欺師のお仕事
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(2)貴重品保管の原則
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(3)それでも紛失する場合に備えて。

既に一部記事にしているが、抜けがあったりしたのであらためて「付録」という形でオレが経験した「貴重品紛失事例」や巻き込まれそうになった「詐欺等の犯罪事例」を恥ずかしながら書いておく。

これらが皆さんにとっての警鐘になってくれれば幸いである。

尚、記事が長くなったので
①貴重品類紛失事件簿(取り戻した事例含む)
②被害に遭いそうになった事件簿
の2回に分けました。

***

1、貴重品類紛失事例(取り戻した事例含む)

事件簿(1)
年:1989年
国:エジプト
都市:カイロ
紛失した物:カメラ(当時はフィルムカメラだったと思う)


IMGP1140-1106.jpg
(チューリップホテル、当時のバックパッカー御用達安宿)

初めての海外旅行、泊まったホテルは当時バックパッカー御用達のチューリップホテル。
今ではあり得ないのだが、チェックアウトしてしばらくしてカメラがないことに気がつく。
慌てて泊まった部屋に直行。

掃除係が掃除中だったが「カメラ置いてなかった?」と聞くと掃除係がニヤリ
掃除用具入れの中からカメラを取り出すと、オレに向かってカメラではなく右手を差し出して「バクシーシ」・・・

バクシーシとはチップのようなものだが「持てるものが持たざるものへの施し」、実態は「せびり、たかり」に属するもので、エジプトではこれに悩まされることが多い。

いくら渡したかは全く記憶にないが、とりあえず取り戻してほっとした。

エジプト・カイロでホテルをお探しならここ♪

紛失事件簿(2)
年:2009年
国:タイ
都市:バンコク
紛失した物:携帯

概要:どこで紛失したかは不明。もう一つの携帯で電話をかけると拾った相手(バンコク銀行の女子行員)が出た。
アソークの支店まで取りに行く。

IMG_8695-1106.jpg
(戻ってきた携帯。これは事件簿(4)で再紛失してまた戻ってきた奇蹟の携帯。現在も使用中)

詳細は以下
バンコクで落し物・・・

紛失事件簿(3)
年:2009年
国:タイ
都市:チェンラーイ県メーサイ
紛失した物:パスポートほか入りウエストバッグ

概要:パスポート入りのウエストバッグをインターネットカフェの机の下のスペースに置き忘れる。
10分程経って気がつき慌てて戻るとそのまま残っていた。

詳細は以下
メーサイ/แม่สาย 街歩き①

紛失事件簿(4)
年:2010年
国:タイ
都市:バンコク
紛失した物:携帯+デジカメ

概要:UAの機内に置き忘れ。バンコクのUAオフィスに電話をしてスワンナプーム空港まで取りに行く。

img_3-1106.jpeg
(スワンナプーム空港5階のUAオフィスで。手続きしてくれたUAスタッフ)

詳細は以下
やっちまった~(汗)
スワンナプーム空港ターミナル5F!

紛失事件簿(5)
年:2012年
国:タイ
都市:バンコク
紛失した物:スマホ+デビットカード

概要:ズボンの(前)ポケットに入れていたはずがいつの間にか行方不明。

詳細は以下
恐怖体験・・・

紛失事件簿(6)
年:2016年
国:タイ
都市:バンコク
紛失した物:スマホ

概要:ラチャダーのamazon cafeのカウンターにiPhone6を置き忘れ。
10分後に取りに戻るとそのままカウンターの上に残っていた(つい先日の話)

***



貴重品を紛失するというのは管理面に問題があった場合も少なくないが、魔が差したとかほんの一瞬の隙に・・・いう運もあるかもしれない。



ただ、いろんな方のブログで旅行記を読んでいると、短期間の間にカメラ4台+それなりの現金を盗まれた方(タイブログ関係の方ではありません)もおいでの様です。この方はどうも「声をかけられたらすぐに相手を信用」してしまう癖がある様でその結果、紛失(おそらく盗難)やぼったくりに遭っているんだと思われる。

「だって、XXXでXXXのような人に声かけられたら普通信用して付いていきますよね?」とか
「観光客用の乗り物に乗って、途中で行き先を変えたら最初の何倍もの料金を後から請求された」とか
「一眼レフを剥き出しでホテル部屋に放置しておいたら盗まれていた」とか。。。

およそ海外一人旅には向かないお方の様で。。。

まあ言ってしまえば危機管理が全くできていない間抜けな人なのかな?
そんな間抜けなことを記事にして公開していることだけは評価しますがね。。。

いろんな方がいますね~
皆さんはそうならないよう、用心してください。

ただし、あまりに警戒しすぎて旅を楽しめなかった。。。なんていうのは本末転倒ですから♪

***

では次回は最終話「Damascusが遭遇した事件簿」です。
偉そうに言っているオレも、過去にはいろんな事故や事件に巻き込まれています。

他人の不幸は蜜の味?555
お楽しみに♪

続く。。。


“"
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海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(3)それでも紛失する場合に備えて。

ここまでの記事

海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(1)詐欺師のお仕事
海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(2)貴重品保管の原則

貴重品4種類全部紛失してしまったらそれは大事。
もう何もできない。

警察に連絡する?大使館に連絡する?
連絡先はスマホの住所録、スマホがないから場所も分からない、電話番号が仮に分かってもスマホも無い小銭もないと電話すら掛けられない。

また、場所(首都と首都以外のド田舎)、曜日(平日と休日)、時間帯(ビジネスアワーと夜~早朝)、状況(ホテル予約済みとこれから探そうと思っている)によってはかなり違ってくる。

「英語もタイ語も意思の疎通が取れる人がバンコクで3日先までホテルを予約済みの平日の午前中に貴重品を紛失した場合」と、「英語もタイ語もほとんどダメな人が、メーホソン県ミャンマー国境の村で金曜日の20:00ごろちょうど今日泊まる宿を探している時に紛失した場合」だったらかなり違うと思うよ。精神的にも。。。

運もかなりある。

既に日が暮れて宿も決まっていない状況だと「今日は野宿か?」なんてことも考えなければならなくなり、見知らぬ国の見知らぬ街で一気に心細くなる・・・というか恐怖心が芽生えてくるんじゃないだろうか?

***

27-28年前、別に何かを紛失したわけではないが、初めての海外旅行のエジプト(どこの街だったか忘れた)で宿が取れなくて(ガイドブックに載っていたホテルはすべて満室、捜し歩いてもアラビア語の看板しかなくてどこがホテルかも判別できない)の大きな公園で野宿を覚悟したことがある。

あの時の心細さと言ったら・・・
幸い英語のできる地元民が声をかけてくれて、乗り合いバンに乗って知り合い?の宿まで連れて行ってもらった。
そこはアラビア語の看板しかなく自力では絶対探し出せないようなホテルだった。。。

パスポートも現金もクレカも持っていてあの心細さ(当時はスマホも携帯もなかった)。
これらを紛失してしまっていたらこんなもんじゃなかっただろう・・・

ちなみに翌朝街の中心部に戻るのが大変だった。。。
何しろ英語もほとんど通じないし、スマホもインターネットもない時代だったから「ここはどこ?」っていう状態だった55

***

話を戻そう。
だからこそ複数持ちと分散が必要。

ただ、どんなにきちんと管理しているつもりでも魔がさすというか運悪く紛失する場合もあるし、強盗に合うこともあるだろう。。。


尚、ここからの話は辺境の地で貴重品を紛失した場合の事例であって、大都市では結構スムースに処置できるかもしれません。

(1)パスポート

これはね、もう一大事。。。
現金100万円持っていても、アメックスのブラックカード持っていても何の役にも立たない。。。
お金には変えられないものなのだ。

未経験なので外務省のHPの記載事項を見ると・・・
超面倒。
そうならないようにしっかり管理してください。

いろんな方の体験談を読んでいると、パスポートのコピーはそれなりに有効のようなので持っていて損はないと思う。

(2)現金

これはもう諦めるしかない・・・と思う。

置き忘れた場所を確実に特定できるんであれば、念のためその場所に戻るか連絡してみる価値はある。
タイでもタクシーに大金置き忘れて、運良く取り戻せた人もいるくらいだから。
ただし期待するのはやめよう。

クレジットカードでしのげるのであればそうする、不足するのであればクレジットカードでキャッシングしてしのぐしかないね。

ただし注意事項がある。

①クレジットカードが世界中で日本や欧米と同じように使えると思ったら大間違い。
12-13年前くらいのシリアでは、そもそも現地通貨をキャッシングできるATMがほとんどなかったと思う。
ATM自体ダマスカスで1回見ただけだった。
(ただし、両替商では使えたかも?)

イランでは今でもクレジットカードは利用できないので、現金が不足した場合は周辺国へ出国する必要がある。
周辺国と言ってもイラクとかアフガニスタンなんでそもそも不可能か?

②クレカにキャッシングの余裕があるか?
キャッシングができるクレカか?限度額は?をよく確認しておく。
日本で頻繁にキャッシングしている人は特に注意。限度額を超えているかも?

③銀行発行のデビットカード(VISA、MASTER付き)をクレカの予備として持って行ったほうが良い。
理由は
「クレカとほぼ同様に使える」
「万が一現金が不足しても日本の銀行の預金の範囲で現地通貨が下ろせる」
「不足したらインターネットバンキングで他の口座から振り替えも可」
「最悪は家族にお願いして自分の口座にお金を振り込んでもらえる」


上記の代わりにプリペイドカード(VISA、MASTER付き)でも同様。
これも最悪は家族にお願いして自分の口座にお金を振り込んでもらえる。




クレカはキャッシングの限度額があるが、デビットカードやプリペイドカードは預金がある限り使える(1日の引き出し制限はあるが、それを超えて必要になることはないと思う)。
長期で旅する人は特に必携。

(3)クレジットカード

まあ、これも諦めるしかないと思う。
もちろんカード会社に連絡して失効してもらうことを忘れずに。

(4)スマホまたは携帯電話

スマホは人によっては貴重品ではない、これがなくても旅は続けられると言うかもしれないが、(1)パスポート(2)クレジットカードを紛失した際、警察署、大使館、クレジットカード会社に連絡を取る際の重要ツール。

とくにスマホに入っている連絡先は万が一の際の命綱。

現地の警察(ツーリストポリス)
大使館、領事館
なんかはホテルで聞けば教えてくれるだろうけど、

クレジットカード
の電話番号は自分で記録しておかないといけない。
PC持っていれば問題ないけど、無ければインターネットカフェ探しまくらないといけなくなる。

インターネットカフェがどこでも普通にあって、普通に使えると思ったら大間違い

①2007年当時のミャンマーはインターネットが事実上禁止されていた。
国内の政府系webサイトには接続可能だったが、国外のサイトへはつながらなかった。今はたぶん問題ないと思うけど。

②2009年モロッコ・ティネリールのネットカフェのPCの言語選択は「アラビア語とフランス語のみ」だった。
英語が選択できないPCを初めて見た(フランス語選択して普通にアルファベット入力で問題なく使えたが、最初は???だった)

ティネリール【4】キーボードの配列って・・・

日本語入力ができなかったり、そもそも日本語表示が全くできない(日本語が全て□□□□で表示される)なんているケースは普通にあるし、そもそも日本語が普通に使えるPCなんて日本人がいっぱいいるところだけ。

【対策】スマホに入っている連絡先の紙のメモ
なので、行く国での「重要連絡先は紙のメモでも持っておくべき。」

・警察(ツーリストポリス)の電話番号
・大使館、領事館の電話番号+緊急電話番号(時間外・休日用)
・保有クレカの電話番号
・勤め人は会社の電話番号・メールアドレス*(1)

*(1)モロッコ→スペインの旅の際、新型インフルエンザ(豚フル)が流行し、旅行中会社が流行国スペインへの入国を禁止した。たまたまネットカフェでメールチェックしている際、上司から「スペインへ入るな!」という連絡が来たことがある。もちろんそんなもんは無視したけどね55

もっと緊急な連絡が入るかもしれないんで、メールじゃあまどろっこしくて直接電話する必要に迫られるかもしれないんで、連絡先は必要かも。

当時の話しはここ
フェズへ

もちろんevernoteのようなものに入れておいてもいいが、結局ネット経由でしか調べられないので

***

以上の事例は自分がやっていること、自分が体験したことだが、当時と比べ今はインターネット環境を含め格段に進歩しているんで、ここまでやらなくてもいいんじゃない?
と思うでしょう。

でも、最悪のこと想定外のことが起こる可能性はゼロではないし、以上のような対策に多大な労力や資金が必要なわけでもないのでオレはいつもやっているっていうだけ。

そして、何と言っても大切なことはどんなことが起きようとも「冷静さを失わない」ことが大切。
それが被害を受けてもそれを最小限に抑える肝心なこと。

パニックになった瞬間、一つの紛失が二つ目三つ目に拡大していくこともあるし、それがために命を失うことだってある。

嫌なことのための準備はささっと済ませて、ワクワクしながら旅の出発日を迎えましょう♪

次回は【付録:Damascusの事件簿総集編】です。

【付録①】Damascusが経験した紛失事件簿

恥ずかしい事件、紛失事例が満載です♪


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海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(2)貴重品保管の原則

出来事の話はこれで終わり。

海外で財布もパスポートもスマホも失くしてしまった場合を考えさせられた(1)詐欺師のお仕事

でもね、この出来事でちょっと考えさせられた。
「もし自分が知らない国でパスポート、財布(現金・カード)、電話全てを失くしたら?」ってことを。

いや、そうならないためにはどうすべきかってことを。。。

ここで、旅の玄人を自称するオレ流の対策を披露してみよう(って言っても大したことはないけど55)

ちなみに20カ国ほど旅をして、幸いにも大きな事件や事故に巻き込まれたことはない。

思い出す限り貴重品紛失事例はこの程度。
1、カメラ(エジプト・カイロ)
チェックアウト後ホテルにカメラを忘れたことを思い出し取りに行く。
掃除係が保管してくれていて(善意か悪意かは不明)取り戻す。

2、携帯(タイ・バンコク)
どこで紛失したかは不明。もう一つの携帯で電話をかけると拾った相手(バンコク銀行の女子行員)が出た。
アソークの支店まで取りに行く。

3、携帯・デジカメ(タイ・バンコク)
UAの機内に置き忘れ。バンコクのUAオフィスに電話をしてスワンナプーム空港まで取りに行く。

4、スマホ(タイ・バンコク)
どこで紛失したか不明。結局出てこず、置き忘れか窃盗かは不明。

5、パスポート(タイ・チェンライ)
パスポート入りのウエストバッグをインターネットカフェの机の下のスペースに置き忘れる。
10分程経って気がつき慌てて戻るとそのまま残っていた。

6、スマホ(タイ・バンコク)
amazon cafeのカウンターに置き忘れ。
10分後に取りに戻るとそのままカウンターの上に残っていた(つい先日の話)。

***

1、旅における貴重品とは?

(1)パスポート
(2)現金
(3)クレジットカード
(4)スマホまたは携帯電話


以前は航空券も貴重品の一つだった。もっともパスポートが無ければ持ってても乗れないけど。。。
その他にも人によっては「メガネ」や「命に関わる常備薬」なんてのがあるかもしれない。

とくに(1)と(2)は紛失したら旅は中断する。
これ全部いっぺんに失くしたらそこで旅は終わり。
旅が終わるだけならいいけど、長期間移動が制限された挙句自分の身内、会社等に多大な迷惑を及ぼし、場合によっては信用をなくす恐れあり。

2、考えられる紛失事例

(1)置き忘れ→置きびき、落として行方不明
(2)窃盗(スリ・詐欺含む)
(3)強奪(強盗)
(4)その他事故(谷底に貴重品が入ったバッグが落ちてしまった等)


(3)と(4)は事故なんで防ぎようがない。
ただし、対策を取っておけば「貴重品全品紛失」は免れる。



3、対策

一番大事なことはそんな状況に陥らない様に「予備を持つこと」。
→貴重品の分散と複数持ち+入れておく場所を一定にすること

最近はスマホでなんでもできる。
電話やメールはもちろん、連絡先、地図・情報検索を始めカード決済までできる。
つまり、それを失くしたら何にもできなくなってしまうってことだ。

対策の基本は「分散すること」「そのために複数持つこと」そして常にそれがあることを瞬時に確認できるように、「入れておく場所を決めておくこと」が大切だと思う。

①パスポート
これは原本1冊しかないんで分散はできないが、複数持ちはできる。
つまりコピー(写真のページ)を別に携帯することができる。

紛失したことがないので、コピーの威力を体験したことはないが、これあるとないとではかなり違うと思う。

オレの場合はコピーを二部作って、一枚は財布の中、もう一枚は別の場所に分散保管している。

原本は基本「ズボンの左ポケット(前)*1」に入れている。
つまり、ズボンの左ポケットを触ればちゃんと携帯していることをすぐに確認できる=無いと違和感をすぐに感じることができる。
*1上着を着ているときは上着の内ポケットの場合もある。

ただし、常にこすれてボロボロになってくるし、汗でシミができるなんていうデメリットもあるが、なんだか貫禄のあるパスポートになると思えばよい55

②現金

高額紙幣は財布に入れてズボンの左ポケット(後ろ)に、小額紙幣と硬貨は右ポケット(前)に入れておく。
こうすると、何か小額の買い物や運賃支払い時にわざわざ財布を出し入れする必要がなく、窃盗・紛失を防げるだけではなく他人に財布の在りか、財布の中身を見られることもない。これ結構重要。

小銭(硬貨)まで札入れに入れている人(大概日本人)をよく見るけどやめたほうがいいね~

もちろん後ろポケットにあるボタンを掛けおき、人ごみに入る時や後ろに人が迫っているときは腰に手を当てるようにポケット上部を親指で押さえて防御する。

高額紙幣は分散し、財布以外の2か所(基本は常に身に着けてるものの中)に入れている。

③クレジットカード
日々の支出にどれだけクレカに依存しているかによるが、先進国を旅する場合は現金に準拠するもの。

これも当然2枚持ってよく使う1枚は財布のなか、その他は別の場所に分散。
紛失すると手続きが面倒なので3枚以上は持ち歩かない(旅に持って行かない)ようにしている。
できれば予備の一枚は銀行発行のデビットカード(VISAやMASTER付き)がいいでしょう。理由は次の章で書きます。

また、海外で不必要なカード類(日本の銀行のキャッシュカード等)も紛失すると手続きが面倒なので、必要最低限のものだけにする=出発前に財布を確認し必要なものだけを残す。

④スマホまたは携帯電話

紛失しても旅の進行を必ずしも妨げるものではないけれど、近年多くの人がそうしているようにデジカメとしても使っている場合が多く、旅の記念を失ってしまうので精神的ダメージが大きい。

写真だけならcloudに保存されているものを別のディバイスに早めに移せば被害は最小限に抑えられるかも?

その後の旅でどうしても必要だったら、現地で買いなおすこともできる。

オレの場合は基本2台持ち(スマホ+携帯)。
1台には現地のsimを入れてメインとして使い、2台目は通話専用(海外でも通話可能な契約にしておく)。

メインはズボンの左ポケット(前)に入れておく。
もう一台はズボンの右ポケット(後ろ)。



***

ここまでのまとめ

貴重品は「複数持ち、分散、保管場所の一定化」が重要。
基本は身に着けているものに保管する=ズボンのポケットor上着の内ポケット*2
*2 上着を頻繁に脱ぐような気候の場合は避けたほうが無難



貴重品の配置図(ズボン)

左ポケット(前):パスポート+メインスマホ
右ポケット(前):小額紙幣+硬貨
左ポケット(後):財布(高額紙幣+メインクレカ1枚)
右ポケット(後):サブ携帯


こんな感じかな?
ズボンは結構重くなるけど、ズボンを脱ぐ状況はほぼないので一番安心。
ただし、トイレに入るとき要注意。一気に落ちる可能性あり55

何度も書くけど、こうして収納場所を決めておけば、例えばホテルをチェックアウトする際に貴重品がすべて収納されているか瞬時に分かるし、街歩きしているときでもいつでも確認しやすい(無いと直ぐわかる)。

補足1:ポケット以外の貴重品入れ
体に密着する小型のウエストバッグでもいいが、間違ってもそこに全部入れないこと。そしてバッグ部を前に配置することを忘れずに。オレがウエストバッグを使う場合、中身はたばこ、ライター、小額紙幣、硬貨、サブ携帯程度しか入れていない。
(以前はパスポートを入れることもあったが、最初に書いた5の事例の後やめた)

補足2:貴重品をホテルに置いておく場合①
ホテルのセイフティーボックスは信用しない。
知り合いでプーケットのホテルで被害実績あり。
ホテルの従業員なら簡単に開けることができる。

補足3:貴重品をホテルに置いておく場合②
ザック等やわらかいものの場合は、カギをつけていても簡単に開けることができる。
ここに貴重品を入れておく場合はパンパンに中身を詰めてカギをかけるとちょとは開けづらくなる。

所詮ダイヤル式のカギなら、時間をかければ100%当たりを引けるもの。
以前、3桁の番号を忘れてしまい「001」から順番に試して10分後に「115」で開錠したことがある。所要時間約10分。
できれば4桁で、番号はなるべく後ろ(9999に近い数字)が無難か?


続く・・・


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