個人からの依頼かつ個人の葬儀に関わる件なので、多少ボカして書いてあります。
尚、登場人物のそれぞれの関係詳細は前の記事を参照
1年8ヶ月ぶりのミッション!チェンライ→パヤオへA女史:日本人、直接の依頼人、元いた会社の女子
Cさん:日本人、依頼元、A女史の知り合い
Dさん:タイ人、今回訪ねて行った人、先週旦那さんを亡くした
***
実は、今回のミッションにはちょっとした問題があって、場合によってはコンプリートできない可能性もあった。
依頼主のCさんから聞いた問題とは
1、旦那さんが亡くなったという連絡を受けた電話番号(携帯)に何度電話しても本人が出ない。
2、自宅の固定電話にかけると、なにやらタイ語のアナウンスが流れて繋がらない。つまり、死亡の連絡を受けた以降Dさんと連絡が全くつかなかったということなのだ。
試しに固定電話にかけてみると「電話番号が間違っています(現在使われておりません)」のアナウンスが流れたのは確認できた。
これって、もしかしたら本人はもう前の家に住んでおらず、携帯電話も他人から借りたものなんじゃ?
(携帯の所有者は日本から頻繁に来る着信を見て間違い電話だろう?と思って取らない?)
ということは、直接家を訪ねても本人に会えない可能性もそれなりにあると言うことだった。
家はそのままでも、どこかに出かけていたりすれば会えないな〜という懸念も。
ということで、
Dさん本人に確認できないままの旅立ちだったのだ。
***
8月24日(水)
5:00amアパート出発
前々日にタニヤの某居酒屋で某女子2人(合計3人)と飲んだりで、前日は久々の二日酔い(タニヤの女性と飲んだわけではありませんw)。
この日もちょっと体調が悪かった。。。
年とると影響が長いね~イヤになっちゃう。。。
アパートを出たところのドンピシャのタイミングでタクシーが来る。
これは幸先がいいね〜
ドンムアン空港着

昨晩二日酔いであまり食べなかったので少々お腹がすいてきて、第二ターミナルの隅っこにあるセブンイレブンでカニチャーハンを買う。
ここのセブンイレブン、商品がすごく充実していて日本のそれと比べても遜色ない。
チャーハンを食べていると目の前に見えたこの額入りの写真・・・

本人かな〜?
奥さん(現物)も相当美人だったんでまさに美男美女?
見せつけてる?55
定刻ちょっと過ぎの7:40am頃出発
国内短距離線なので無条件でLCCの雄エアアジアに乗る。

飛行機に乗り込む際、遥か先にお尻をこっちに向けたTG機を見かけた。
お尻から飛行機をみる機会ってあまりないよね〜

4発エンジンなので大型機のようだね。。。
9:00am、雨のチェンライ空港着

預け荷物はしなかったけど、寄った荷物受け取り場の内側は花畑?だった。

これを見て、20年以上前に行った新潟の三条競馬場(草競馬、現在は廃止)のコースの内側が、ねぎ畑だったことを何故か思い出した55
***
ボーコーソー(意味は欄外の「用語集」参照)へタクシーで移動
市内への移動はタクシーしかないのかな〜?
確かにそれなりに距離(約10km)はあるけど、市内中心部まで200バーツってのは高いね〜
新旧どっちのボーコーソーにしようか迷っていたが、結局使い慣れた旧ボーコーソーへ
が、到着してみると・・・


工事中。。。(下の写真は戻ってきた時撮影)
隅っこの狭い場所にオンボロバスが数台待機しているだけ。
新ボーコーソーへ移動しようと思ったけど、結構雨が降っていて面倒になって断念。
まずは朝飯から。
ボーコーソーの横にあったこの店へ


豚バーミ炒め(豚肉焼きそば)を食べる。

安くて美味かった♪
ついでに店のおばちゃんにチェンカム行きのバス乗り場を聞いておいた。
乗ったのはこのオンボロ・ノンエアコン・バス

ちなみに復路はロットトゥ(*欄外「用語集」参照)に乗って戻ってきたんで、探せばロットトゥのチェンカム行きもあるが行く時は気がつかなかった。
ここから約2時間。。。
土砂降りのなか窓も開けられず、超蒸し暑い車内での2時間は地獄だった・・・
***
長い長い前置きはこれで終わりで、ここからが本題。
12:50amチェンカム着
この時点でかなり疲れが。。。
チェンカムのボーコーソーから青のソンテオ(*欄外「用語集」参照)に乗り、地元民に聞きながら目的の家へ向かう。
ソンテオの運ちゃんは役立たずで場所が分かりそうもなかったので、村の入り口の食堂にいた客に、「Dさん宅に行きたい」というと、みんな口を揃えて「次の角を曲がって行った四角の先」とすぐに教えてもらえた。
タイも田舎になると名前を言うだけで家が特定できるんだね〜、住所番地を言う前に名前しか言ってなかったんだけど。。。
「先日旦那が亡くなったDさん」と伝えたから分かりやすかったのかも?
村に入る時、標識でチェンバーンの綴りが
เชียงบานであることを知った。
ずっと
เชียงบ้านだと思っていたし、ソンテオの運ちゃんにもそう発音してたけど。。。
角を曲がると見覚えのある路地へ。。。
四角まできたら家が特定できた。
(4年前は初めて来たということもあって、乗ったソンテオも近所をぐるぐる回って近所の人に聞きながらたどり着いたので、家への道順をよく覚えていなかった)
4年前の訪問記録
チェンカムでお宅訪問***
家の門は開いていたが、声をかけても誰も出てこない。。。
不在なのか?
タイも田舎じゃあ施錠しないもんなのか?
しょうがないので家の前でしばしの間待つことに。。。
10分くらい経ったかな?2軒隣くらいにあった肥料屋に車を横付けにする人を見つけて(それ以前の10分間は誰も通らなかったし、近所の家も人気がなかった・・・)声をかける。
「あのぉ〜、Dさんを訪ねてきたものなんですけど。。。Dさんの旦那さんが最近亡くなりましたよね?その件で来たんですが。。。」というと
「あんた日本人か?」
「そうです」
「わたしゃ、Dの弟なんだよ。Dは今出かけているけどちょっと待ってな」
と言い、Dさん宅へ入って行った。
そして、中から現れたのは4年前にここを訪ねて来た時にも会ったことのある、Dさんの娘だった(寝てたのかな?)。
***
ここで、今回の訪問の目的を簡単に話すとDさんは近所にいるらしい。
よかった〜♪
どうも、Dさんは葬儀の後にもいろいろやることが多いらしく、詳しく話してくれたけど、却って良く分からなくなった。。。
とにかくここに来てもらうことになりほっと一安心。
今回のミッションの重大障害であった「事前に本人と連絡がつかない→会えないかもしれない→親類といえどもCさんから預かった大金を渡すのはトラブルの元→ミッション・コンプリートせず?」はここで杞憂となった♪待つこと10分。
本人登場。
今のお年は不明だが、4年前より随分老け込んだ感じがした。
旦那を亡くした直後だったからかもしれない。。。
まずは、今回のために覚えてきたお悔やみの言葉から。
こういう機会がない限り一生知らなかったであろうフレーズ。。。
そして、訪問の目的を説明し、Cさんから預かってきた香典の意味
(*1)も説明し、理解してもらった。
説明したことは
1、Cさん(依頼人)も来たい気持ちはあったが、仕事の都合などでどうしても来られないので私が代理で来た。
2、タイでは香典をそのまま坊さんに渡す習慣があると聞いているが、これはあくまでもCさん夫妻からDさんへの贈り物である。自分のために使ってください
(*1)3、その他諸々。
(*1)こういうような「タイの風習、文化、宗教感」を無視したような事を言うのは、本当は良くない事なのかもしれない。しかし、今回はあくまでもCさん夫妻の代理人という立場で来たので、このように説明した。多分伝わったと思う。

葬儀の場じゃないけど、襟なしのTシャツで行ったのはちょっとまずかったかな?
写真後ろに写っている男性はDさんと共に現れて同席していた。
立場は良く分からなかったが、オレが説明(タイ語)しているのを全部聞いていたんで、どう思っただろう・・・
それにしても、タイの人はこういう写真を撮るのが好きだね、とあらためて思った。。。
前の記事でも書いたが、このDさんは一時期日本で就労(多分Cさん経営の店)していたことがあるようで、片言程度の日本語はできたはずだったのだが、本人曰く「日本語を長い間使っていないので忘れてしまった」と。。。
ということで「まあ、言葉に詰まったら日本語でも大丈夫かな?」というオレの淡い期待は吹っ飛んでしまった55
が、どうにか説明できて理解してもらえた(たぶん・・・)かな?
***
その後世間話をちょっとした後に、旦那さんを埋葬している場所があるので行こうということになった。
車で5分程度の場所にあったのは寺?というか火葬場?葬儀場?というところだった。
タイ在住のいろんな方のブログでタイの葬式の写真を見てきたが、ここはそういうブログ等で見てきたお寺というよりも大きな建物と火葬場だけがあって(見た限りでは)、なんとなく葬儀場のような感じの場所だった。
着いた時、ちょうどつい先ほど火葬が終わり喪服姿の参列者が帰っていくところだった。
聞いてみると「川に落ちて溺れ死んだ女性の葬儀」だったそうだ。
敷地内には50cmくらいの高さのチェディ(仏塔)?のミニチュア版みたいのがあって、この下に遺骨が埋葬されているっていう説明を受けた。
オレはタイでの埋葬に詳しくないが、以前日本で習っていたタイ語の先生から聞いた話によると「遺骨は(川や敷地?に)撒いたり、寺の壁に埋め込んだりするのよ。先生の父の遺骨も寺の柱に埋め込んであるの」ってなことを聞いたことがあり、いろんな記事にも似たようなことが書いてあって、そーなんだろーな〜とは思っていたが、ここではチェディ?のミニチュア版の下の地中に埋葬していた。
ただ、広大な敷地にはチェディ?のミニチュア版はぽつんぽつんとしか立っておらず、毎日のように死んでいく人全てが同じように埋葬されているはずにしては少なすぎるような気もする。
人によるのか?仮の埋葬なのか?
この辺は聞いてみたけど、説明が難しすぎて???の連続だった。。。
合掌
これにてミッション無事完了。
経緯や今回撮った写真、もらった葬儀の時の写真はA女史を通じて依頼主のCさんへ転送・報告済み。
今回はCさんDさんのお役に立ててよかったです♪
タイに居て、少しはタイ語が出来て良かったな〜と思った瞬間でしたね。。。
次回はミッション完了後のことについても少し書いてみます。
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