人生最大の危機発生!? タイに戻れなくなるかも?新宿警察署に出頭・・・
ลืม〜ไว้〜を 置き忘れる
ของมีค่า 貴重品
เอทีเอ็ม ATM
สถานีตำรวจ 警察署
สภ.(สถานีตำรวจภูธร)(地方の)警察署、いわゆる所轄
それを知った瞬間、頭の中が真っ白に・・・
絶望感と虚脱感
こりゃあ、タイに戻れない・・・
フィリピン航空で予想外の快適さを享受できたが、そのマイナス分がこれなのか?
それにしてはあまりに大きすぎるマイナス
時系列で書き残しておこう。
この日、自転車部品や工具類を物色しに新宿Y'sRoadへ。
amazonより安そうな物や現物を確認したい物だけを買って新宿駅西口に戻ったのが4:50pmごろ。
そうだ、金を下ろしておこうと小田急百貨店下の三菱東京UFJ銀行ATMコーナーへ。

財布の中を探したが、三菱東京UFJ銀行のキャッシュカードがない。。。
オレは普段タイで使うカード類は財布に入れているが、日本でしか使わないカード類は別の貴重品バッグに入れていることを思い出す。こんなバッグ。

ポケットに入らない財布形状のもの。
その貴重品バッグをザックから取り出し、キャッシュカードを出すとATMへ。
数万円下ろしその場を離れた。
それ以降、ザックを開けずに家へ帰り、翌朝までザックはそのままだった。
朝8:00amごろ、海外旅行保険請求書作成のためパスポートのコピーを撮ろうとザックを開けてみると・・・
???
貴重品バッグがない・・・
???
おかしいな〜?昨日帰ってからザック開けたっけ???
ない・・・ない・・・無い・・・
頭をフル回転して思い出してみる。
確かに家を出るときに貴重品バッグを入れた。
それ以降取り出したのはどこだ?
Y'sRoadに行く前に寄ったドトールコーヒー?
いや、このとき貴重品バッグは取り出してない。
その次は?
なかなか思い出せなかったが、そーだ!新宿駅西口の三菱東京UFJ銀行ATMで金を下ろすときに取り出した!

その直後、鮮明に思い出してしまったのだ。
そう、貴重品バッグからキャッシュカードを取り出した後、ATMの上にそのバッグを置いたことを。。。

あぁ〜・・・
今まで置き忘れは何度かあったが、今回の置き忘れの影響は史上最悪。
それは、貴重品バッグの中身。
1、新パスポート(2017/12月発行)
2、旧パスポート(2017/12月発行失効)
3、カシコン銀行デビットカード
4、AISシムカード
5、ベトナムドン(数十万ドン)、米ドル(20数ドル)、ラオスキープ(少額)、台湾圓(数百圓)、その他通貨
6、その他日本のポイントカード多数
さすが貴重品入れという豪華キャスト(笑)
もう、頭が真っ白になるというか震えた・・・
その影響たるたや・・・
1、新パスポート
(1)新規発行しなくてはならない。新規発行すると帰国予定日に間に合わない。
(2)帰り便のチケット取り直し
(3)タイのビザ、リエントリー・パミットをどうするか?失効?転記可能?転記するには新規発行したパスポートで一度入国しなくてはならない?その辺の事情を説明して転記してくれるのか?
損失額6−7万円(推定)
2、旧パスポート
(1)海外旅行保険請求書添付資料に旧パスポートの写真のページ+出国印のコピーが必要だがまた取っていない。
(2)出国記録がないと保険請求できない?搭乗券の半券があれば大丈夫?その半券はどこ???なんらかの出国記録を外務省から入手可能か?分からない。
損失額9万円(推定)
3、カシコン銀行デビットカード
一旦止めて、再発行?
損失額不明
4、AISシムカード
契約時のパスポートがなくて再発行できる?
できないと電話番号を新しくしなきゃならない。
損失額不明
5、ベトナムドン(数十万ドン)、米ドル(20数ドル)、ラオスキープ(少額)、台湾圓(数百圓)、その他通貨
損失額1-2万円
6、その他日本のポイントカード多数
まあ、これは諦めるが、東横インのポイントカードはちょっと痛いな。
損失額0.5万円(1泊分)
損失総額18.5万円
そこそこの新車ロードバイクが買える。
いやそれ以上にこれから奔走して現状復帰を図る労力たるや想像を絶する。
全てのやる気を喪失させる精神的ダメージ。
普段海外では分散させているのだが、日本に入国して気が緩んだ?というか、ちょっといろんな処置をする上でまとめておいた方が良いと判断してしまった。。。
痛恨!
■三菱東京UFJ銀行《電話で問い合わせ》
ネットで調べると置き忘れたATMの管轄が新宿中央支店であることが分かる。
すぐに電話をかけるが「担当部署に問い合わせましたが、そのような届けはないようです」
もう、一気に全身の力が抜けた。
自分のミスを棚に上げて「なんだニッポン人!なぜ届けぬ!現金は全部くれてやるからパスポートだけは返してくれ!」と絶叫しそうになった。
■警視庁遺失物センター《電話で問い合わせ》
警視庁遺失物センター へ電話。
「○○の場合は○番を押してください」という音声案内に従い進んでいくと「落とした場所は特定できる場所ですか?」との設問が。「はい」に進むと「直接その場所にお問い合わせください」と・・・
なんだこれ〜???
かなりバカにされた気分。
もうこうなったら現場に直接行くしかない!
■三菱東京UFJ銀行《現場》
置き忘れたATM横にある受話器を取り、昨日ここに貴重品バッグを忘れたことを伝えるが「そのような報告は受けていません」と。最後に「今そこにございませんか?」とこれまたバカにしたような質問が・・・
かなりの絶望感と虚脱感が再度襲う。
もうだめだ・・・
■小田急百貨店《現場》
ATMのすぐ横に小田急百貨店の受付があるので「ひょっとして一番近いここに届け出てるかも?」という淡い期待で聞いてみるが「お預かりしておりません」。
まあ、ここは期待薄だったのでそれほどショックはなし。
■小田急線新宿駅遺失物センター《現場》
ここもひょっとして?という淡い期待で行ったが「ありません」・
■JR新宿駅遺失物センター《現場》
小田急線と同様。
■新宿東口交番《現場》
ここが最後の頼み。
ここがダメなら・・・という絶望感と緊張感で訪れた。
本来なら西口の交番なのだろうが、見つけられず(B1にあるらしい)懐かしの新宿東口交番へ。

学生時代、コンパの集合場所は決まってここだった。
コンパの後酔っ払ってここに連行された記憶が蘇る(笑)
警官「腰の拳銃はダテじゃないぞ」
オレ「抜けるもんなら抜いてみろ!」
警官「なに〜(怒)」
これで連行(笑)
その場所も容姿も30年前とちっとも変わらず、新宿のロクでもない奴らのために頑張ってる。
思い出がいっぱいの新宿東口交番、ここで史上最悪の審判が下されるのか?
なんだか自殺する人の気持ちが少しわかる気がしながら、重い扉を開ける。
定年間近の巡査部長風一人と若い巡査風二人。
「あの〜、昨日新宿駅構内で忘れ物をしまして・・・心当たりのある場所は聞いて回ったんですが見つからず・・・」
まずこれに書いてくださいと遺失物届出書を書くように言われる。
住所・氏名・連絡先のほか紛失物の特徴と中身に話が及び「私タイ在住でしてパスポートがないとタイに帰れなくて非常困ってるんです。パスポートにはタイのビザもあるんで、再発行になるとそれはそれは大変な労力と莫大な金額がかかるんですよ。。。」
この交番での聞き手は巡査部長風。
うんうん、大変だね〜、見つかるといいね〜。
いやいや、そんなもんじゃないんです!銀行の防犯カメラを解析して持ち去ったやつをとっ捕まえてください!と言いたかったが、持ち去り=「ネコババ」なのか「単なる物の移動」なのかを証明するのはかなり難しそうだったのでそこまでは言わなかったが、気持ちはまさにそれだった。
ビザは事情を言えば在日タイ大使館で再発行が出来るんじゃないですか?
イエイエ、発行場所が違えば絶対に取り合ってくれませんよ。
そんなもんですか・・・大変だね〜
はい、ものすごく大変です。
巡査部長風とこんな会話をしている時、巡査の一人が本署に電話していて、なにやら「あぁ、はいはい○○○○ですね」と言いながらメモを取り始めると、もう一人の巡査が「あったようですよ、よかったですね〜」と。。。
その時の気持ちはまさに飛び上がらんばかりだった!
タイの宝くじで1等を当てるより嬉しかった←当てたことあったっけ?って?
まあね、それくらい嬉しかったってことですよ。
どよ〜んとした気持ちが一気に晴れ渡った気分♪
筆舌に尽くしがたい。
巡査から「この紙を持って新宿警察署2階の会計課へ行って現品の確認をしてください」。

ありがとうございました♪
「さすが日本の警察、タイ警察とは違いますね〜」
褒め言葉として言ったつもりだが、日本の警察をバカにした発言だったかも?と後で反省。
タイ警察ごときと比較して申し訳ありませんでした。
久々に45度のお辞儀をして新宿東口交番を後にした。
もう、スキップしていたかも?
5分くらい歩いたかな?

新宿警察署着。

入ると、正面受付に直立不動の警察官がいる。
「あの〜、2階の会計課へ行きたいんですが〜」というと、こんなのを首に下げるように言われる。

SPS???
Shinjuku Police Stationの略かな?
■身分証を持たずに遺失物を受け取ることが出来るか?

会計課で交番からもらった紙を渡すと、受付の女性警官から「身分を証明するものをお願いします」と言われる。
「あの〜、私免許証もなければ住民票もない身の上で、唯一の身分証明書がその遺失物の中に入っているパスポートなんです」
「・・・。公共料金の請求書等はないんですか?」
「あるのはこの種のクレジットカードくらいで・・・この名義人名と裏面のサインしかありません」
「・・・」
すると年配の警官が割り込んできて「あぁ、さっきの交番から問い合わせがあった件ね、ダマスカスさんでしょ?じゃあ2枚クレジットカードを拝借しますね」
たとえ警官でも、知らない人にクレジットカードを預けるのに躊躇したが、ここで断ればパスポートが戻ってこないのでしょうがない。。。
こうして戻ってきた貴重品バッグ

引き渡してくれた女性警官が天使に見えたよ♪
あぁ〜本当によかった♪
ここでも45度のお辞儀。
拾ってくれた方は、交番に届け時に身分は明かさなかったらしい。
どこのどなた様か存じませんが、本当にありがとうございました。
***
こうして最悪の事態は避けられたが、最近こういう忘れ物(特に多いのがアパートのカードキーを忘れて、管理人のお姉さんに借りること)が頻発している。
多分、脳の萎縮が始まっているんだと思うので、今後は今まで以上に注意しなくてはならないね。
タイへの帰国日まで貴重品バッグは持ち歩かないようにしよう♪
でも、タイへ持って帰るのを忘れそうで怖い(笑)
結果は「めでたしめでたし」だったけど、本当に恐怖を感じた数時間だった・・・。
***
約20万円の損失から逃れたので、ランチはちょっと贅沢に・・・

ビッグマック・コンビ(400円)
えっ?その割にはショボすぎる?って?
まあね。。。
でもビッグマックなんて10年以上食べてないし、オレにとっては贅沢品なんだよ(笑)
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| 2018日本【1】神奈川・京都 | 18:45 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑