幹部候補生Z氏が試用期間中にクビになった話(2)当然の結末
地名シリーズ
บางกะปิ バーンカピ=村+海老味噌=海老味噌村
บาง バーン=川または運河、海に流入する水流、またはその近くにある村、集落
海辺にはバーンxxxという地名が多い。全てもともと川辺、海辺の村。
กะปิ ガピ=小海老を発酵させた調味料、海老味噌
地名の由来
この地域に小海老がいっぱいいたので、この地の人々がガピ(エビの調味料=海老味噌)を作っていたから
มาจาก "กะปิ" ซึ่งเป็นเครื่องปรุงอาหาร เพราะพื้นที่นี้แต่เดิมอุดมสมบูรณ์ด้วยกุ้งเล็ก ๆ มากมาย ประชาชนจึงนิยมนำมาทำกะปิกันมาก
wikipedia
ちなみに
บางกอกバーンコーク=コーク(植物)の茂る(水辺の)村=バンコクの由来
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
幹部候補生Z氏が試用期間中にクビになった話(1)そばつゆ理論
オレに対する激昂反論事件があったあと、たまたま別の日本人に向かって鬼の形相で叫んでいるZ氏をみた。
言われていた人に聞いてみると「あぁ〜、Z氏はいつもあんな調子、ここにいる現地採用日本人は皆やられてるよ。。。」と。。。
たまたまオレが気に食わなくて激昂したのかと思っていたが、誰にでも(駐在員は別)食ってかかかっていたのか・・・
鼻つまみ者らしい。
そんな話を聞いたあと、ある会議室(と言ってもパーティションで区切られているだけなので声は聞こえた)でいきなり大声で叫ぶ声が聞こえた。
パーティションのそばにいる人たちは一斉に首をすくめ静かになってしまった。
結構流暢なタイ語なので、最初はタイ人同士で遣り合っているのか?と思っていたが、やはり流暢にも限界があって「あっ、あれ日本人だねー」と気がついた。
ただ、それが誰なのかはわからなかったが・・・
あれだけ流暢にタイ語が喋れるのはZ氏しかいないということは後で気がついた。
***
数日後、流れてきた噂話によると、Z氏の部下のAさん(タイ人・女性)にかなり強い口調で指示を与えていると。
Aさんはベテランの普通のタイの人。
知識経験もあり、タイ人言動としてはごく平均的。
同じ日本人として恥ずかしいのだが、タイ人に少し聞いてみると・・・
少しでもZ氏の気に食わないことがあるといつもAさんに対して大声で叱責し、その結果Aさん萎縮してしまっているらしい。
女子社員によると、その後いつもトイレで泣いていた・・・なんてことを言っていた。
周りにいた女性は「辞めたい」と言い出しているらしい。
完全なパワハラ。
Z氏のいるフロアとオレのいるフロアが違うので、そのやりとりを見聞きしたことはなかったが、タイ在住歴が長くタイの会社での勤務実績も豊富なのになんでだろう?
でも、思い当たる部分もあるなー
そう、Z氏は転職を繰り返しているのだ・・・
確か40代だったと思うが、すでに片手以上の会社(聞いた話)を渡り歩いている。
会社を辞める、転職する理由はいろいろあるだろうけど、あの異常な性格では部下も上司も嫌気が差すだろうし、そんなにしょっちゅう怒鳴っている本人だって嫌になるだろう。
なるほどねーと納得した。
しかしね〜、Z氏は入社4ヶ月に満たない試用期間中の身、大丈夫なんだろうか〜
フロアーが違うので人伝に聞いた話であるが、ある日例の如くAさんを大声で叱りつけた結果、Aさんが会社を辞める・・・と言い出したらしい。
そりゃあそうなるわなー
でも、Aさんはベテランで組織の中で核になる人。
そうなったらZ氏に勝ち目はないね。。。
MDに呼び出されたZ氏に告げられた言葉は
「あなたを本採用するつもりはありません」
だった。
少し遅い気もするが、今までの経緯から当然の結果だ。
MDからは「あなたのようなやり方ではどこに行っても上手くいかない。自分を抑える術を身につけるべし」という親切な忠告までしたらしい。
Z氏の返答
「それでは今日辞めます!」※1
そう言って席に戻るなり机周りを片付けて、とっとと退社してしまった。
いやしくも日本人の端くれ、4ヶ月弱仕事をしたのだから、最低限の引継ぎというか手持ちの資料のまとめや、PCに入っているデータの整理や説明があって然るべきだと思うのだが、そんなことはせずに去っていった。
周りの日本人もそんな片付けしているZ氏に声をかける者もいなかったと聞いた。
皆、清々したのだろう
※1:B-VISAの場合は「今日で辞めてやるー!」と辞表をたたき付けると、その日にVISAが切れてしまいタイを出国しなくてはならなくなるが(+7日程度の滞在延長はしてくれる)、Z氏の場合はO-VISA(タイ人妻)なのでその心配がないから言えたのだろう。
完全な性格異常だと思う。
自分の気に食わないことに出会すと、感情が抑えられず表情を激変させて相手を攻撃する。
それはオレのような年上に対しても容赦しなかった。
駐在員嫌いになったのはこの会社の特定の個人が起因しているのか、以前からそうなのかはわからないが、とにかく駐在員を陰で罵りまくっていたり、部下や同僚には相手を思う気持ちなど微塵もなく「オレは!オレは!」を繰り返して騒ぎ立てる、もう組織には絶対にいてはいけない人だ。
4ヶ月間で抑えたのは「腕力に訴えること」くらいか?
まあ、そういう意味では重度ではあるが末期的症状ではないのかもしれない。
***
Z氏は特にひどい症状ではあるが、これに近い言動ををとる人がまだまだいるのだ。
オレは今の会社で3社目だが、多くの現地採用者は片手以上の会社を渡り歩いている(ロートルが多いからかも?)。
純粋にキャリアアップを目指しての転職や、運わるくブラック企業に入ってしまい転職せざるを得ない場合もあるが、やはりニッポン人のオレからすると「転職過多」はなんらかの問題ありという見方(第一印象として)をされても致し方ないのかな〜と思う。特にオレたちロートル組には要注意だな(。>д<)
もちろんこういったパワハラは日本にもまだまだ存在する(らしい)。
以前いた日本の大手でも25年で最低3人、いや5人くらい見たかな?
日本では5年に1人の出現率だった性格異常・パワハラ親父だが、タイで入社1年目、いや2ヶ月で目にしてしまった。
新入社員、中途採用、派遣社員も含めて試用期間中にクビになった人は初めて見た。
以前書いたY氏は入社前に出会ったし。。。
タイに来て最初の4年間は日本人との接触を極力避けていたのだが、それでも初年度に(前の記事で書いた)児童回春で逮捕された知り合いがいたし・・・身近な人で逮捕者が出たのは初めて。
普通のw回春親父はいっぱいみたけど(。>д<)
環境が変わる都度、変なニッポン人に必ず出会う。
確率高し
特に仕事となると嫌が上にも接しなければならないため確率がさらに上がる。
***
最後に・・・
多くのタイ在住者を敵に回してしまうような記事を書いてしまいゴメンなさい。
でも、楽しくて楽チンで快適なタイには少なからずこういう人たちが、日本で出会う以上にいるということは間違いなく(ダマスカス比)、単に「同胞だから」と身を委ねてしまうと、大きな落とし穴にはまる可能性が少なくないというありきたりの警告を自分の経験に基づいて書いただけです。
ご容赦ください。
最後の最後に・・・
「濃縮そばつゆ理論」は結構自信がある( ̄皿 ̄)
おしまい
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| 現地採用生活2020 | 09:44 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑