33年ぶりにスーツを仕立てる@バンコク
ร้านตัดเสื้อ ラーンタットスア=仕立て屋、テイラー
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
初めてスーツを仕立てたのは1989年
大手メーカーに就職が決まり、大学を卒業する直前だったと思う。
父親から「高島屋でイージーオーダーのセール(催し物会場で開催)をやってるので2着作っていい」と言われ高島屋のカード(クレジットカード?)を預かって作りに行った。
まだ実家にあるはずだが、今では当然のことながら既にズボンは全く入らず、上着も前のボタンが締められず・・・。
日本のサラリーマン時代、最初はその2着のスーツを着ていたが、そのうちめんどくさくなってブレザーを買ってズボンは安物のスラックスで間に合わせるようになった。
初めてのアメリカ出張時には小田急百貨店で特に目立ったアイビージャケットも買って着ていた。
とても高かった記憶があるが、アメリカで着ていたら「ダマスカスさんってお洒落ですねー?」「いい仕立てのジャケット着てますねー」と複数の人から言われ、日本でも「それって〇〇のジャケットですよね?」と称賛された記憶がある。
父親からアルマーニのネクタイのおさがりをもらって使っていたのも評判が良かった’一つの理由かも?
ただ単にかっこよかったから買ったのだが、見る人が見れば分かるんだなーと当時思った。
そんなオレだが、本社勤務から工場勤務に移るとスーツはおろかジャケットも着る機会がめっきり減って、タイに来てからは転職活動時に着るだけだった。
知り合いのタイ人(男)が結婚することになり招待状をもらった。
ジャケットがあるからそれ着ていこう!ズボンだけは作らないと履けるのがないなーと漠然と考えてたが、先日クローゼットを覗くとジャケットはおろか着ていけるYシャツもないことを知った。
日本に置きっぱなし。。。
これはもう買うしかないね。
■体型の変化
身長は大学卒業時の182cmから変わっていないが、体重は30%近く増えている。
それでも昨年まではロードバイクに乗っていたのである程度抑えられていたのだが、Covid-19に関わる緊急事態宣言でSkyLaneは閉鎖、海外・国内とも移動は出来ない状態で毎日デリバリーでジャンクフード三昧。
そりゃ体重が増えるよねー
吊るしのスーツでもよいのだが、体型にあっていないので超かっこ悪くなるのは明白。
これはもうオーダーメイドで作るしかないね。。。
■店の選定
昔から「バンコクのテイラーと宝石屋は詐欺師の巣窟」と言われている。
日本人をはじめ外人をカモにした悪徳店がいっぱい。
ただ、それを見抜くのは素人では無理なのでネット情報で選別した。
信頼が置けるテイラー3選
<タイ自由ランドから抜粋>
・アンドリュー&ウォーカー Andrew&Walker(スクムウイット33)
価格 : スーツ2着 35%引き 28000バーツ
スーツ仕立てで、シャツ、ネクタイ進呈
・ブリティッシュカスタムテイラー British Customs Tailor(ターミナル21の2階ロンドンフロア)
価格 : スーツ、ネクタイ付き 4000バーツ~
スーツ2着注文でシャツ2枚無料プレゼント
・MODENA(スクムウイット24)
価格 : オーダースーツ 7000バーツ~
オーダージャケット 5500バーツ~
オーダーシャツ 2000バーツ~
ここは日本語が通じるらしい
***
家からも近く便利という基準で「British Custom Tailor's」に決定。
ネットでは「2日で出来る(たぶんイージーオーダーのことだと思う)」というのもポイントが高かった。
場所はターミナル21の2階(BTSの階はG階なのでその2つ上、London階の西側にある)
すぐに見つけられたが思ったより小さい店で「大丈夫かー?」と思ったのが正直な気持ち。
出迎えてくれたのはインド系の2人
バンコクのテイラーはインド系が多い、というよりほぼインド系。
インド人との接点が少ないというのも日本人がバンコクのテイラーを嫌がる一つの理由なのかもしれない。
この店は入り口などに日本語がちりばめられている。

最初は日本語対応可能?とおもったのだが・・・
対応してくれた店員、最初は英語だった。
日本語は少しだけと言っていた。
しかし、その英語も結構たどたどしくつまり気味だったので「タイ語でいいですよ」というと完璧なタイ語での対応となった。
結果的にスーツ仕立てに必要なタイ語は「色」「きつい」「緩い」+αで十分なので何の問題もなかった。
ここで分かったこと
バンコクはインド系のテイラーばかりだが、これはインド系が昔から高級生地の入手ルートを確保(独占)しているためで、実際に仕立てているのはタイ人。
採寸後に呼ばれた仕立て屋はタイの人だった。
生地の入手から仕立てまで全部インド系ってわけじゃなかったのね?
■初日は生地の選択
この店は基本的に7,000-13,000で一着作れる。
色は「濃い目のグレー」を選択しいくつか見せてもらうが、7,000バーツの生地と13,000バーツの生地はやはり全然違って、3秒ほど考えたが13,000バーツのプレミアムクロスを選択してしまった。
店員は「若者にはこういうタイプが良い」と盛んにタイトな仕立てを勧めてくる(°ロ°;)
まあ、若者ではないが素直に従った( ̄皿 ̄)
Yシャツもなかったので1着作った。
1,500バーツ
合計14,500バーツ
久々にビッグ(オレ比)な買い物をしたよ。


■仮縫い試着
2日後に試着に行く。
完璧!
吊りのスーツだと体の一番大きいところにい合わせて作られている場合が多いので、そこはフィットするが他はダブダブってことになるが、流石オーダーメイドだと隅々までピッタリ出来てる
感動
全てが終わり2日後に受取の約束をすると、店主が「何か飲んでいかないか?」と
ビールもあるよと言われたが、冗談で「ウイスキーなら飲むけど」というと本当にウイスキーを出してきた(°皿°;)
カウンター内に冷蔵庫があるようでキンキンに冷えたウイスキー
1本はミャンマーのウイスキーとのことでこちらを選択。

やはり喉にガツンと来るタイプ(安物)だったが、その中では比較的マイルドで口に合った。
結局3杯(トータルでプラスチックグラス10cm程度)飲んで気持ちよく帰った。
■完成
更に2日後、試着するとピッタリ

やっぱりオーダースーツは良い
1着作るとネクタイはサービスでくれた。
念のため「これから運動して痩せる予定だけど(。>д<)サイズ変更できる?」
と聞いたところ「無料でできます」とのことだった
帰りがけに店主がまた「飲んでいくか?」と誘ってくれたので今度は285をトータル10cm位いただく

ウイスキーを酌み交わしお話しした。
店主はインド人かと思ったがタイ生まれのネパール人(インド人とネパール人の見分けはつかないw)とのこと。
ネパールへは1回だけ行ったことがある程度で、基本は英語とタイ語。
なのでタイ語でいろんな話をした。
悪徳テイラーの話も振ってみたりしたが、丁寧な回答だった。
気さくで丁寧な人(従業員も同じ)で話が進んで飲み過ぎたw
バンコクにはインド系テイラーが無数にあるが、悪徳詐欺店を見抜く能力は一般の日本人にはないと思う。
やはりネット等で評判のいい(必ずしも日本人だけの評価でなく)店を探す一助になればと思って書き残しておいた。
***
参考までに日本で作るといくらくらいなのか?
高島屋オーダースーツ
( )内は1THB=3.8円で計算した結果
スーツ:53,900円(14,184B)~(約4週間)
シャツ:9,900円(2,605B)~(約4週間)
ネクタイ:11,000円(2,894B)~(約4週間)
やっぱり高いし時間がかかるねー
品質はいいんだろうけど。。。
なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪
↓↓

←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆
| 現地採用生活2022 | 15:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑