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出戻り♪サラリーマン流浪記(タイ駐在編)

2014年12月、25年間勤めた会社を退職し4年間タイで”大人の夏休み”を満喫しました。2018年10月、日本の某企業に転職し2019年1月からタイの駐在員として再出発します♪

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タイの若者の年収は?最低賃金だけが計算根拠ではない

今日のタイ語

อัตราค่าแรงขั้นต่ำ アトラー カーレン カンタム=最低賃金レート

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。

イギリス記事が続きますがここでブレイク。

***

少し前に「タイの最低賃金(日当)は300バーツだから25日働くとして300 x 25=7500バーツで、タイの人はこの範囲内で生活している」と書かれた記事があった。
注:300バーツは仮の数字に置き直しています。

読んだ瞬間、自分の感覚とかなり乖離があったので今の会社の実態をもとにタイの若者の収入について書いてみる。

注意:当然のことながら会社、住んでいる地域、職種、年齢、学歴、職歴等により大きな差があります。

バンコク近郊、工業団地勤務の若者の実態

■入社時の学歴と年齢

いわゆる新卒(学校を卒業したて)の採用者はいない。みな、今までなんらかの仕事を経験してきた者が多い。
採用時の年齢は20-26歳くらいの女性が多く、平均すると23歳くらいか?
従業員全体でも7:3で女性が多い。

学歴の多くが高卒で中卒もそれなりにいる(高卒には職業訓練校も含む)。
多くはイサーンや北部からの出稼ぎ者。

■日当と月給の違い

オレの勤務する県の最低賃金(日当)は330バーツ。
都県別最低賃金
採用後に契約する雇用契約書には日当は330バーツと記載されている。

しかし、月給欄には9900バーツの記載がある。要するに30日分ということ。
そして実際に支払われる月給は9900バーツである。

■月給以外の手当て

タイの(特に外国資本系の)会社の場合、この手当てがふんだんにある。
従業員はこの手当てを含めた年収を勘案して転職を繰り返す傾向がある(より待遇の良い会社へ)。

(1)時間外手当て
通常賃金の1.5倍が支払われる。

(2)休日勤務手当て
雇用形態によって違うが、月給契約の場合は通常賃金の3.0倍が支払われる。

日本と比べて破格のこの仕組みにより、従業員は積極的に残業・休日出勤をこなす傾向にある。

(3)その他手当て
住宅手当(2000バーツ前後)、食事補助、皆勤手当、勤続手当等個別の手当も豊富で、もちろん交通費(送迎)や健康保険等日本にある福利厚生は完備している。

(4)賞与
これは日本と比べても破格。
12月のボーナスはだいたい5ヶ月分はある。これ以外にソンクラーン休暇前にも少額だが(0.5-1.0ヶ月)出る。

追記(5)イベント参加費用は全て会社持ち
年収には関係ないが、会社が開催する社員旅行、スポーツイベント、新年会・忘年会・歓送迎会、誕生日プレゼント等あらゆる行事の費用は会社持ち。
支出なく参加できるメリットあり。
日本の会社のように親睦会費を積み立てしたり、会費を払ったりするケースは皆無!

結論(23歳前後の女性新入社員の給与例)
9,900(基本給)+5,000バーツ(残業等)+3,000バーツ(その他手当)=17,900バーツ+60,000ボーナス

残業をいかにこなすか?によるところが大きいが、23歳前後の入社2-3ヶ月の若者でも月給で18 千バーツ、年収で250〜300千バーツ(1,000千円前後)になる。
当然のことながら勤務年数が増えれば更に収入も増える。

■重要なのは世帯年収とタイの社会

(1)世帯年収
入社してくるタイの若者は女性の23歳前後であってもほとんどが独身ではない。
タイで独身かそうでないかの基準は、結婚したか(役所に婚姻届を出したか)ではなく、パートナーがいるかどうかで決まる。

女性の従業員名簿を見てみるとMrs.は全体の2-3割で残りがMissとなっているが、独身者は1割もいない(たぶん数%)。

つまり、パートナーとの共稼ぎがほとんどで(中には働かない男もいると思うが)、単純計算で収入は2倍になるが支出は1.5倍程度だろう。

独身女性の中には共同で部屋を借りて住んでいる場合もあるので(タイではこういうパターンが多い)、人数が多ければ多いほど支出が少なくなる(だいたい2000バーツ程度の部屋に住んでいる)。

(2)タイの支出の特異性
タイの女性は若年齢(20歳前後、またはそれ以下)で子供を作る傾向がある(社会的身分による、低階層ほどそういう傾向にある)。

つまり、養育費がかかるということ。
もちろん養育費は日本でもかかるが、日本での合計特殊出生率と出産年齢では大きな差があるので、若年層の養育費率はタイの方が高いと思われる。

そして、その子供の多くは実家の両親に預けられるケースがほとんど。
タイでは50歳前後で第一線から退く人が多い(社会的身分による)。
つまり、実家への仕送り(子供の養育費+親の生活費)の収入に占める比率が日本より高い。

今時の日本では高齢者の方が若年層よりも資産(自由に使える金)を持っているが、タイではその逆のケースが少なくない。

もう一つの特殊な支出はタンブン。
要するに坊主への施し。
これ、意外にバカにできないらしい。
宝くじで4000バーツ当たった女性が「全額タンブンする」と言っていたが、何のための宝くじ?って思ってしまう。
オレには理解できない世界だが。。。

***

夫婦で年収が200万円前後あれば、子供や親への仕送りを考えても車を買ったり多少の贅沢も可能。
問題はこれがいつまで続くかな?ってことかも?
オレと同様、キリギリス的生活者が多いからねータイでは(°ロ°;)

日本もそうだが、タイも地域、社内的身分(階層)や個人により収入・支出は千差万別で、「いや違う!」という意見もあるだろう。
ここに書いた内容は、バンコク近郊の工業団地で自分で見た聞いたこと+周りを見ていてそうだろうと想像する内容を殴り書きしているだけ。

バンコク近郊の工業団地とは言っても会社による差も激しく(やはり自動車関連は総じてここに書いた内容よりも収入が上のケースが多い)全体を平均した数字なんてとても出せないので、あくまでも自分の周りの実態を書いている。

書いたきっかけは最初に書いた通り「最低賃金を基準に収入を計算して、タイの人はこれしか収入がない!」という記事を見て違和感を感じたからで、こうやってみるとタイの若者意外に収入があることが分かっていただけたかと。。。


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COMMENT

有難うございます。とても興味深かったです。企業に勤められる人は若くても以外と貰えるわけですね。

| hiro | 2019/11/23 21:12 | URL | ≫ EDIT

経験からくる考えですから、そうなんだ、と思います。
思ったより、ボーナスがありますね。でますね。
しかしながら、タイは日本より転職はあたり前ですから、なかなか、ボーナスは貰える人は少ないのでは?
私は、イサーン暮らしですから、若者はバンコクに出稼ぎに行きますから、20代の若者は居なく、居るとしたら、仕事ができない人でしょう。
タイは公務員がいちばんかなぁ?給料は安いが、休みは多いし、安定している。
また、高校生だった子が赤ちゃんを産み、学校を辞めた。貧しい家庭は、早く子どもを産む。
しかしながら、なんとか生活できるのがイサーン。ご近所さんは、親戚ばかりだからか?
離婚も普通の事だし。
淋しかな?私の住む町には、可愛い女性はいない。みんな出稼ぎだから。

| スモール明 | 2019/11/23 21:36 | URL |

Re: タイトルなし

hiroさん
まあ、これは一例で要は残業&休日出勤をいかにやるかにかかってきます。
タイの若者は基本もらっただけ使ってしまうので残らないですねー

| Damascus | 2019/11/24 18:47 | URL |

Re: タイトルなし

明さん
もちろん業績によりますが、月数だけ見るとタイの方が多いです。
そう、採用決まって入社初日から出てこないやつ、2日目から出てこないやつ多数です(笑)
基本、辞める時は何も言わずに来なくなります。試用期間(4ヶ月)が過ぎれば離職率は下がりますが、それまでの離職率は3-4割くらいはあるのでは?
一緒に入社した同期といかに仲良くなるかで大きく変わってきます。
日本でも公務員が一番ですよ(笑)
よく言えば助け合い精神がありますね、タイは。うちの近所では働かない男どもが朝から宴会やってます。こんなのが親戚にいたら助けたくないですが(笑)

| Damascus | 2019/11/24 18:54 | URL |

ご返信有難うございます。
チェンマイの話ですが若手もバンコクに行きたがらない人も多い気がします。バンコクは悪い人がいっぱいいるからオラが街が一番みたいな…
収入は企業も少ないしメーバーン、警備などで1万Bくらい、もちろん賞与無しです。
公務員天国と言えばベトナムやら凄いのでは。高級コンドを購入するのはこの人達だとか。チェンライの知人は息子さんを教師にしようとしています。公務員対象の公立病院があり退職金も300万Bくらい、休みも多いとのこと本当でしょうか。
有難うございました。

| hiro | 2019/11/25 09:07 | URL |

Re: タイトルなし

hiroさん
地域によるプライドはあるようです。
今の会社、北部といってもランプーンが最北で、チェンマイ・チェンライ出身者はいません。
文化圏の違いか?
自分のレベルが上の下くらいであれば、どこの国でも公務員が一番良いのでは?
公務員といっても格差はありますが。。。

| Damascus | 2019/11/25 23:21 | URL | ≫ EDIT















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